修行は まだまだ続く ♪

ぼちぼちと ほどほどに 今を愉しんで・・・

探 梅

2010-02-19 | ひとりごと
     


まだ雪の残る魔女山だが 山麓では梅の花がほころび始めた。
まだまだ花芽が固く結ばれている桃の枝先が ほんのり朱みを帯び 
緑かかった白い花を咲かせる李の枝先は ほんのり緑かかってきた。
いつも不思議に思う枝先の色づきに 春の近づきを感じる♪

また会いに・・・

2010-02-19 | welfare
昨年の秋から 月1のペースで始まったB氏の支援は 昨年の暮れから外出同行が続いている。

12月はCDショップへ 1月は携帯電話購入に 今月は入院している病院から
他の病院へ通院同行の支援であった。
外出したいがために 支援員を使っているだけではないのかと 不審に思うこともあったが
B氏への訪問を重ねるうちに 自分の勘違いに気がつかされるのだった。

当方の運転でEXILEのCDを買いに出掛けたのが 最初の外出同行であった。
B氏は CDショップの入っている大型ショッピングセンターに着くなり脇目もふらず
ショップに突進しEXILEのCDを手にするが EXILEを一度も聴いたことが無いと云う。
病棟の他の患者から EXILEが一番だと云われたからだと云うが・・・。 
ショップを後に クリスマスで賑わっている店内に目を向ける余裕もなく病院にとんぼ返り。
病棟に帰るとB氏は 速効で自分のベットサイドに戻ってしまった。

2回めの外出同行は 先月 「 携帯電話を買いたい 」 と云うB氏のリクエストに応えて
車で7,8分のところにあるauショップに向かった。
ココでも 説明を訊いてゆっくり選ぶ余裕がなく 最初に手にした携帯に決めてしまう。
契約手続きをする際に 隣で一緒に説明を受けながら ショップのスタッフの説明を
B氏に分かりやすいように かみ砕いて補足していく。
意外と時間がかかってしまい 病棟に戻る頃には かなりお疲れモード。
それでもベットサイドに戻ることもなく 携帯の使い方を一緒に学習する時間を持てたのである。
只 B氏の購入した携帯は ワンセグの最新機種で 当方には対応しきれず若いPSWにバトンタッチ!

そして今月は 他の病院へ 往復ともタクシーを利用しての通院同行であった。
前の2件のように単発の外出とは違い 退院してからもこの病院への通院は続くので
敢えて 当方の運転ではなく B氏の退院後の行動を考えてタクシーを利用した。
先月手に入れた携帯から スムーズにタクシーを呼ぶB氏。
しっかり 携帯を使いこなしている様子にほっとする。
今までも定期的に通院している場所ではあるが 再診受付から受診 会計まで
何の手助けもいらず B氏ひとりで戸惑うことなく 病棟まで戻ることが出来た。
その間 当方は寄り添っているだけだったが 受診の合間に いろいろな話が出来たのが収穫。

こうして外出した際 てきぱきと用を済ましているようでいて かなりの緊張を
強いていたらしく 病棟に帰る頃には疲れから 強ばった表情になり 
速効でベットサイドに戻っていたB氏だが 少しずつ 外出への慣れなのか? 
それとも 支援員に対して慣れてきたのか?
余裕が見られるようになり B氏自身さらけ出して話をされるようになってきた。

少しずつ 少しずつ ラポートが出来てきたって云うことなのだろう。 
人に対して 社会に対して 恐怖心を抱いている彼等に対しては ゆっくり ゆっくり
行きつ戻りつしながらの支援が必要なのだと思わされる。
これからも 退院に向けて 無理強いすることなく B氏のペースに合わせて支援していくつもりだ。
退院に向けて ゆっくり ゆっくり・・・Bさん また来月も会いに行くからね♪

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EXILEのCDも 携帯電話購入の件も B氏がお付き合いしている女性の影響らしい。
病棟は違うけれど 同じ入院患者なのだと 今回打ち明けてきた。
携帯を ワンセグやメールを含めて使いこなせるようになったのは 
PSWに教わったのではなく彼女のお陰 恋の力は 年代に関係ないのだった!!
( どこかにも 恋の力 で躾直されている青年がいたっけ・・・
因みにB氏とB氏の彼女は 当方より年上だが 何だか中高生の恋愛みたいで 微笑ましいんだなぁ

淡 雪

2010-02-18 | ひとりごと
       


柔らかな雪が 木の梢に 地面に ふわっと積もっている。
森を覆っている霧が晴れ お日様が顔をのぞかせれば あっという間に消えてしまうだろう淡雪

淡雪は沫雪とも書くが 冬の季語なのか? 春の季語なのか?
時代を遡ること・・・江戸時代には俳諧で冬の季語とされていたようだが
近代になると 春の季語として使われているようだ。
積もってもすぐに消えてしまう ふわふわの塊で降る雪を牡丹雪とも云う辺り
確かに 春をイメージさせるかな。

因みに余談になるが 春のお彼岸に食せば ぼたもち ( 牡丹餅 ) と云い
秋のお彼岸に食せば おはぎ ( 御萩 ) と同じ物が季節によって呼び名が変わる。
( 粒あん&こしあんの違いがあるのかもしれないけれど それは さておいて・・・ )
 
四季に沿って営んでいる我々の暮らしは 年々季節感が薄らいでいると云われるが
まだまだ 捨てたもんじゃないさ!
よ~く 耳をそばだててごらん♪ 目をこらしてごらん♪ 鼻腔を脹らませてごらん♪
そっと触れてごらん♪ じっくり味わってごらん♪ ねっ ねっ 感じるでしょ?

うぅぅぅ・・・鼻がムズムズしてきたぞ・・・タラ~リ 鼻水が・・・・
センサーが 花粉を感知し始めたらしい。
現代では こんな風に春の到来を感じる人の方が多いんだろうなぁ

まだ 冬

2010-02-17 | ひとりごと
   


先週の木曜日から始まった 我が家のシルバーウィークも終わり 一週間ぶりの出勤。
粉砂糖をふるったような路面の雪にハンドルを取られないよう 思わず上半身に力が入る。

オヤッ??? スピードスケート500m銀銅に続けとばかり???
ダレかさんは スケーティングでご出勤かい。

暖房のしっかり効いた別荘でぬくぬく過ごした後だけに まだまだ冬景色の続く
森の館の寒さが応えるわぁ

別荘は13階

2010-02-17 | 
     


着替えと リクエストの品が入ったカバンを抱え エレベータを横目に重い鉄の扉を押して
階段ルームに出たら エッチラオッチラ13階を目指して階段を昇っていく。
何を好んで13階まで エレベーターを使わず 階段を昇るのかって???
エレベーターが 止まる直前にフワッと浮いた感じになるのが苦手なのである。
13階までノンストップで行かれれば 1回のフワッを我慢すれば済むが
ヘタすると各階毎 計12回もフワッに遭うことになるわけで あぁ!想像しただけでゾッ!

しかし 9階辺りまで昇ってくると 心臓バクバク 足ガクガク!!! あと少し・・・
ようやく別荘の住人の元に辿り着いた思えば
   「 何しに来たの? 帰りなさい。 」 と素気なく追い返そうとするじっさま。 
遙々魔女村からやって来た娘に そりゃぁないでしょう・・・。
パイプイスを借りてきて ベットサイドに居座りましたとも。

何をスルでもないが ベットサイドで本を読みながら じっさまのエンドレス話に耳を傾けたり
じっさまの気がかりである孫たちの様子を話して訊かせたりしたが 薬の影響で
一日中トロトロしており 体力が続かないのか 話の途中で眠ってしまうことも度々。

ベット脇に置いてあるファイルには 父の 『 看護計画 』 が誰にでも分かるように明記されていた。
今回の別荘入りから気がかりであったことが しっかりケアされているようでひと安心。
また 『 転倒転落アセスメントコアシート 』 の患者の特徴を記す覧に・・・・
     ・ 介助を受ける事に抵抗がある ( 何事も自分でやろうとする )
     ・ 先走り行動がある
・・・って あははは・・・そうなのよ!
看護師さんたちには イイ顔したいのよねぇ。 絶対に辛さを訴えないんだ。
でも そんなじっさまを 看護師の皆さんは しっかり診ていてくれていることを
確認できて どんなにほっとしたことか。感謝!感謝!
主治医にも会えたし 看護師さんたちとしっかり話が出来たのが 何よりの収穫! 

三日間面会時間をめいっぱい付き添ってみて 身体は疲れたけれどほっとする自分がいる。
父のためと云いながら 自己満足でしかないのかもしれないけど まっ それでもイイやね。
また 時間を作って じっさまのエンドレス話に耳を傾けに行こうかな♪
母の愚痴を訊くより ずっと楽だもんね。

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実家に帰れば 母にはチンプンカンプンの書類が山積みになっている。
ちくわ耳に徹しながら 端から片付けていくが この頑張りは長くは続かないんだなぁ。 

こうして 我が家のシルバーウィークが 終わったのである。