日本では桜が満開ですね。友人からも続々と美しい桜の写真が送られてきています。特に私達が日本滞在中に空ぶった目黒川の桜、真っ盛りのよう。先週出かけた時には3分咲きくらいで、悲しかったのです～。
私達は日本最終日に上野公園で花見を楽しんだわけですが、その日は桜以外にも嬉しい発見がありました。皆さんは上の銅像、ご存知ですか？ 私はハワイでず～っとこの銅像を見たいと思っていたので、見つけた瞬間、それは嬉しかったのです。
この方は征夷大将軍、陸軍大将でもあった皇族の小松宮彰仁親王。または東伏見宮嘉彰さまとしても知られます。
え？ なぜハワイで小松宮さまの銅像のことを考えていたのかって？ …実はこの方、ハワイにも縁があるのです。少し、なのですが。1881年にカラカウア王が世界一周の際に日本を訪れた時、この方にも会っているのですよ。
私がボランティアをするイオラニ宮殿の一角にもその時の写真が飾られていまして、私としてはこの方に興味津々でした。で、上野公園にその銅像が立っていることを知りました。でも西郷さんの銅像は見たことがあっても、この方の銅像は見たことがなく、このたびやっと対面できたというわけです。
銅像は西郷さんの銅像から比較的近い場所にありましたが、なにせ説明書きが小さくて。そのためせっかく立派な方なのに、それが一体、誰の銅像なのか知る人があまりいないのかもしれません。ぜひぜひ、もっと大きなプレートを作ってほしいですね！ 名前や肩書きだけでなく、その生涯を説明する案内が必要ではないかと思いました。
そんなわけで皆さんも上野に出かけたら、ハワイゆかりの小松宮彰仁さま、もしくは東伏見宮嘉彰さまの銅像を探してみてくださいね。その時にはカラカウア王も一緒に偲んでくださると、なお嬉しいです～。
