森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

しょんぼり虹を眺めるの図

2014年08月18日 | 日記


先ほど、家の近くのスーパーの駐車場から、素晴らしい虹が見えました。それは二重になった見事なクッキリとした虹で、パンチボールの丘にかかっていました。思わず、携帯でパチパチ写真を撮り、車に戻って発車しようとしたら。見知らぬおばさまに「ちょっと、エクスキューズミー!」と呼び止められてドキッ。文句を言われるのかと、車のドアを開けて身構えたら。

「あなた、さっき虹の写真を撮っていたでしょ」(見知らぬおばさま)
「は、はい」(すでに、すみません、と言ってしまいそうにドキドキの私)
「ちょっと一言言いたくて」
「はい」(さらにドキドキ)

そしておっしゃったのは、なんと。「私は3世代前から、ハワイに住んでるんだけど。それでもまだ、虹を見るたびに感動するわ~。もう虹を見飽きたなんてことは、全然ないわね~」。

それを聞いて、なんだか嬉しくなってしまった私。知らないおばさまに話しかけられて、すごくハッピーな気分になりました。なぜって、その虹の写真は、昨夜、いよいよNYの大学に出発した息子に送ってあげよう...と思って撮影していたからなんです。その少し前、出発後初めて電話で話した時、息子が寒い寒い、を連発していたので...。なんでも今夜泊まるそのNYのホテルには冷房はなく、ヒーターだけがあるとか。というのも、8月だというのにすでにその街は寒く、今夜はもう13度くらいまで気温が落ちる予想だそうです。カナダの国境にも近いエリアですからね...。

そんな私の写真を撮る姿は、もしかしたら何だかションボリしていたのでしょうか? だから話しかけてくれたのかな? でももう大丈夫! 見知らぬおばさまのハッピートークで、とても心が温かくなりました。で、私も思わず、息子が昨夜NYに出発したので、虹の写真を...なんてことを言ってしまったのですが、「息子さん、大丈夫よ。きっと元気にやっていくわ」とおばさま。なんて優しいんでしょう!

こんなことがあるからこそ、私はハワイが大好きです。行きすがりのおばさま、知ってか知らずか、ションボリの私を慰めてくださってMAHALO! またいつか、一緒に虹を眺めましょうね。
コメント (6)
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