森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

モンクシールの嬉しいニュース

2022年05月07日 | 日記


ホノルルの地元紙は今や「ホノルル・スターアドバタイザー」1紙になっていて、とっくに夕刊はなし、しかも土曜の朝刊もないのです。

今やネットニュース全盛で、新聞の購読者数も激減しているのは承知なのですが(私は断然、紙派!)。ゆっくり新聞が読めるはずの土曜の朝、朝刊が届かないというのはどうなのでしょう…。読者心理を理解していない気がしてしまいます。

ということで、しみじみ朝刊を広げていた金曜の朝、嬉しいニュースを見つけました。ハワイの絶滅危惧種の1つであるモンクシールの総数が、20年ぶりに1500頭を突破したそうです。2019年には1435頭だったのが、2021年の調査では1570頭に。

モンクシールは2013年までは、なんと毎年4%づつ個体数が減っていたそう。絶滅への道まっしぐら、という感じですよね。そのため2014年からは公私の団体によるモンクシール保護活動が始まっていて、2014年以降は逆に年2%のペースでモンクシールが増えていたそうです。この率、そして最新の1500頭という数字は、モンクシールが絶滅の危機を脱しつつある可能性を示す、嬉しい数字だとか。

特に成長した雌のモンクシールの保護は種の生存に大切なわけですが、生まれた赤ちゃんの生存率もまた重要。ビーチでモンクシールを見ても、50メートル以上接近してはならない理由の一つに、「人間に脅かされた母親は、赤ん坊を置き去りにしてほかの場所に移動してしまう可能性がある。怖い思いをしたビーチには2度と戻らないかもしれない」というのがあります(いつかハワイ州観光局の資料を翻訳した際に、そういったことが書かれていましたー)。

なので、もちろんモンクシールを傷づけるのは言語道断ですが、接近して一緒に記念撮影したりするのもダメダメ。見かけても遠くから愛でて、一緒にモンクちゃんを守っていきましょう! マーラマハワイ!

(冒頭の写真は2020年5月、オアフ島カエナポイントで撮ったものです。もち、望遠機能で!)

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