今年も巡ってきました! 1月17日が…。そう、ハワイ亡国の日ですね。
1893年1月17日といえば、ハワイの歴史を学ぶ者として決して忘れられない日。ハワイにとって重要な悲しみの日です。昨日は例年通り、イオラニ宮殿庭がハワイ王国旗(現ハワイ州旗)で埋まり、たくさんの人々が王国と最後の女王、リリウオカラニを偲びました。
亡国の日の集まりに出かけたのは、かれこれ10回目? 20回目でしょうか? …毎年、この日の集会で感じるのは深い悲しみ。王国が倒された記憶はまだまだハワイで生々しく、まるで大切な人の命日に一族が集まって涙するがごとく、悲しみを再確認する日になっています。
特に昨日は非公式なステージで誰かがマイクで「We are not Americans! We are Hawaiians! Hawaiians!」と雄たけびを上げ、喝采を浴びていました。そして「1893」と描いたTシャツを着る人たちが多々。なかなかエモーショナルな1日となりました。
ちなみに、宮殿に集まる人々の多くは、約2.7キロ離れたヌウアヌの丘の王家の霊廟から行進してきた人々です。宮殿正面の入口では、詠唱しながら入る団体を、やはり詠唱で迎える人々がいて、その横には宮殿セキュリティのおじさまがしっかり控えていました(中には過激な行動に出る人もいますからね)。
後から知ったのですが、王家の霊廟からの行進を率いてきたチャンター(詠唱者)は、なんとクムフラ、フランク・ヒューエットさんだったそうです。ああ、その雄姿を拝見したかった!
来年は、王家の霊廟から儀式に参加できたら、最高。毎年そう思いながら果たせない、ひ弱な私です…。
私も来年は、王家の霊廟を目指します!
いつもイオラニ宮殿で待ち構えていましたが…。
ノリコさんも、ぜひ!
早いもので、今年も亡国の日がやってきました。
ヒューエット氏の雄姿を、一瞬でもいいので、私もこの目で見たかったです(泣)!