昨日は足の専門医に会うことができました。指の骨折は6週間~8週間で完治とのこと。6週間後にまた専門医に会い、回復の度合いを見てもらうことになりました。
…「専門医に会うことができました」と書きましたが、そうなんです。アメリカでは基本、医師に会うのも予約制で。たいてい、何週間も待たなければなりません。人気の医師なら、何か月も待つことが普通です。なので専門医には本来、来週金曜日に会う予定だったのですが運よくキャンセルがあり、即、診てもらうことができたのでした(ラッキーでした!)。
まず足の指を折った水曜は、Urgent careに駆けつけました。アージェントケア(緊急センター)はER、つまり救急病棟とは似て非なるもの。双方、予約なしで診てもらえるところは一緒ですが、アージェントケアでは命に異常のない急病や怪我のみ手当てしてもらえます。各地にあり、夜間&週末も開いているところがあるので、大変有難い存在です。
一方、心臓や脳梗塞、大けがなど命にかかわる症状なら、必ずERに行くことになります。が、ERにかかると高い高い! 保険を使っても(保険によっては)数千ドルかかったりも。しかも、時にはひと晩中待たされたりするのも、辛いです…。
ちなみに過去、我が家がERにお世話になったのは、主人がクラゲに刺されてアナフィラキシーショックを起こした時だけ。アージェントケアにかかったのは、今回の骨折プラス、私に帯状疱疹の湿疹が出た時。さらに、主人がひどいぎっくり腰をやった時(結局、座骨神経を傷めていました)。
帯状疱疹の時もぎっくり腰の激痛に見舞われた時も、実はまず主治医に電話したのですよ。ですが、すでに書いたようにこちらのクリニックは予約制なので、「アージェントケアに行ってほしい」と言われたのです。主治医といえ、本当に困った時に会えないのですね…。これは本当に不便。今はアージェントケアがたくさんあるのでいいけれど、以前はERに行くか、延々と主治医とのアポイントを待つしかなかったのです。
今回もアージェントケアは本当に有難く、足の専門医も紹介してくれ、私にとってはこちらのほうがまるで主治医的な存在です(帯状疱疹の時も今回も、同じ女医さんに当たりました)。アメリカの医療、日本とはずいぶんシステムが違いますよね。
…長くなったのでこの辺にしておきますが、思わずアメリカの妙な医療制度についていろいろ考えさせられた、このたびの「事件」。これから来る医療費の請求はコワイけれど、まあ大事にならなかったのでヨシ、とすることにしましょうか。
(冒頭の写真は、カカアコのホールフーズの建物内にあるアージェントケアです。ホテルロビーのように美しかったです)