前回、さんざん言ったウツボですが。そして美味しいだなんて信じられないウツボなのですが! 実はハワイにはウツボの神様というのもいらっしゃいます。
ウツボの神様はハワイ神話上、よく養魚池を護る存在として登場します。たとえばサーファーの街ハレイヴァにウコア養魚池という大きな池があり、その養魚池は大とかげのモオ、そしてモオに使える鮫の神とウツボの神の3人によって護られているそうです。
(上の写真です。浮草に覆われて水面が見ずらいですが)
またカネオヘ湾にあるヘエイア養魚池。この池もモオによって守護されており、しかもこのモオはある時はウツボ、ある時は蛙に変化(へんげ)できるとか。
ちなみに、ハワイ語でウツボはPUHIプヒといいます。日本語ではよくウナギ…なんて訳されていますが、ハワイにウナギはいません。英語ではウツボもウナギもEELなのでよく混同されているようですが、ハワイにいらっしゃるのはあくまでもウツボの神様でございます。ウナギの神様ではなく。
実際、ハワイの海にはウツボもけっこういるので、岩場で泳ぐ時にはご注意を! そういえば昨年、各地で鮫の事故が続いた際、後から「あれはウツボによる被害だったことが判明」なんてニュースもありましたっけ(でも一部の人々は、政府が鮫の被害を隠そうとしてそんなことを言っていると噂していましたが…)。
ANYWAY、ウツボの神様、怒らせたらコワイのは確かでしょうネ。