安倍元総理の銃撃事件、騒ぎは大きくなるばかりですね…。警備の緩さの糾弾から始まって、犯人の動機なども連日、取り沙汰されています。
ハワイでもみんな、今だ呆然としている感じで。心が塞ぐというかブルー、もしくはグレーというか。日本在住の友の一人は、銃撃事件以来、フとした瞬間に涙が出てくると言っていました。銃撃の映像を何度も見るな、とも言われていますよね。本当に、多くの人の心にトラウマを残す出来事となりました。
それにしても、私の苦手なトランプも安倍さんの死について真摯な追悼の意を表していますし、あのプーティンも安倍夫人に弔電？ を送ったとか。あの人たちも人の心を持っていたんだなあ…と変なことで実感。大変な悲劇のなか、思わぬ形で世界の心が一つになったような気がしています。
もう一つ感じているのは、あの事件をきっかけに統一教会の献金問題にスポットライトがあたり、あの団体の実態がだんだん浮き彫りになってきたなあということです。借金してでも献金しろと言われた、な～んて報道もありました。もちろん、真偽は不明ですが。
こうして結局あの犯人は、安倍さんを襲撃したことで、最初の目的を果たすことになってしまうのですよね。自分の家族を破壊した憎き団体に仕返しするという、当初の目的を。…この状況を見て、似たような事件を起こす人が出てきたら大変！ メディアもそのあたりに注意を払いながら、報道してほしいものです。
余談ですが、統一教会ってハワイでも活発に活動しています。恐ろしいのが大学でも信者を勧誘していて、実はうちの子供が何も知らずに教会に2、3回連れていかれたことがあるのです。最初は普通のクリスチャンの教会だと思っていて。みんなすごく感じがよくて～…なんて言っていたのですよ（怖）。礼拝の後には仲良くランチに出かけたりして。韓国とのつながりも、あまりフィーチャーされていませんでした。誘ってきた同級生もロコでした。
でも幸い、その後ちょっと変わってる教会だなあ、と思い始めた我が子。よくよく聞くと、大きな画面に教祖様のような人が映し出されて説教していて、それを世界中の教会が視聴する…とかいうではありませんか。それで初めて、これは統一教会なのでは？ とやっと疑い始めた私たち。怖いですよね～。
宗教自体は尊いものですが、古くはオウム真理教も含め、洗脳されるというかあまりにのめり込む人がいるのが恐ろしいですね。そういう、ある種の心理状態につけこむノウハウを、一部の団体は持っているのだと思います。気をつけなくちゃ…。
今週も暑くなりそうですが、気分を何とかあげながら、ガンバッテ行きましょうね。日本でもハワイでも…。
