森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

ハワイアンな(驚きの)卒業式

2022年05月17日 | 日記


昨日は息子の卒業式でした! ハワイ大学大学院を卒業し、夏から社会人になります。

卒業式といっても大学院は学部ごとなので、卒業生は100人足らず。ですが劇場型の野外会場はイッパイ! なかなか楽しいセレモニーとなりました。

…実は私がハワイ大学の卒業式に出るのは、初めてだったのです。息子の大学はNY、娘はハワイ大学ですが、昨年はまだパンデミックで対面の卒業式はありませんでした。

で、初めて体験したハワイ大学卒業式の、なんとハワイ色が強いことか! たとえばある教授はスピーチの最後に、ウクレレの弾き語りをしてくれました。ユーモアを交えて「まだ油断するな~人生はこれからだ~」みたいな楽しい替え歌を披露し、大受けでした。

観客席も賑やかでした。あるファミリーは法螺貝を持ち込んで、娘さんが卒業証書を受け取ると、「ブオ~ッ」と、法螺貝の二重奏?で祝福していました。また卒業生のなかにはフラの先生の資格を持つ男性もいて、ハワイ語の歌を自作して大学院に贈り、それをフラに仕立てて有志の学生が踊る…という具合です。



私的に、ハッ! と思ったのは、祝辞を述べたある女性のプロフィールです(パンフレット中)。そこでは2021年、〇〇に就任…と女性のキャリアが紹介されていましたが、さらに「ネイティブハワイアンの女性がこの職に任命されたのは、1840年のケカウルオヒ以来」と書かれていたのです。

ケカウルオヒはカメハメハ大王の妻の一人で、ルナリロ王の母(ルナリロの父はカメハメハではありませんが)。そう、それはハワイ王国時代の話なのですね。う~ん、奥が深い!

優しいマノアの風に吹かれながら、思いがけずいろいろ感銘を受けた卒業式でした。

PS ハワイの卒業式といえば「レイ」ですが、次回はレイについてお話ししますね。ちょっと痛恨の想いがあり…。またすぐ帰ってきます!

コメント (2)
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