森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

(もしかしたら?)王族のマナが宿るコアウッドの階段

2016年02月27日 | 歴史


今日は2週間ぶりに、イオラニ宮殿のボランティアに行ってきました! 

立ちっぱなしで見学者のお手伝いをする4時間のおつとめは決して楽ではないのですが、美しい宮殿を自由に見回れるのですもの。その貴重な時間のために、ムームーに身を包んで今朝も行ってきたわけです。

まるでハワイ王国時代の歴史に一瞬、この身が溶け込みタイムスリップするかのような不思議な感覚に浸れるのも、宮殿のおつとめの魅力でございます。

さて冒頭の写真の階段は、宮殿地下から2階までをつなぐ階段なのですが。ただの階段ではアリマセン。ハワイ原産のコアウッドで造られていますが、今やコアウッドといえばごく希少。もしもハワイのショップでコアウッド製の椅子を買ったなら、ほんの小さな椅子でも軽く20万円~30万円するという高級木材なのです。

ましてや、階段の歴史的な価値も大変なもの。なにせ王国時代の19世紀、ハワイ王族がこの階段を上り下りしたんですからね! …実は宮殿全体の床は王国崩壊後にもろもろの理由で張り替えられているので、実際に王族の足音を記憶している床は、宮殿の中でもこの階段の床だけなのでした。

そんなわけで、皆さんも美しいコアウッドの階段そのほかを見学しに、ぜひイオラニ宮殿に遊びに来てくださいませ!
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