スリーピング・ジャイアント、つまり眠れる巨人といえばカウアイ島の伝説で有名ですが、ここオアフ島にも、スリーピング・ジャイアントが存在します。マノア渓谷がその場所です。
マノア渓谷といえば、虹のプリンセス、カハラオプナの神話の舞台として有名ですね。マノアに吹く風を父に、マノアに降る雨を母に持ったカハラオプナは、薄幸&美貌の虹のプリンセス。暴力夫カウヒに苦しめられ、何度も殺害されては生き返る...を繰り返すのですが、スリーピング・ジャイアントは、その暴力夫が岩に変えられたものだそうです。
最後にはカハラオプナを守る神が、残忍なカウヒを罰し、巨大な岩(ヴァアヒラ尾根)に変えてしまったのだとか。ヴァアヒラ尾根は、マノア渓谷の一辺を成しています。
写真ではちょっと見ずらいですが、尾根の右側が巨人の足元です。そしてなだらかなスロープを描いて、左側の頭に続いています(少し...鼻がとんがっています)。わかりますか?
マノアのスリーピング・ジャイアントは、マノア渓谷からはもちろん、タンタロスの丘からも見ることができますよ~。ぜひ近くを訪れたら、スリーピング・ジャイアントを眺めてみてください。そして「カウヒ...ひひ、これが暴力夫のなれの果てよ!」と笑ってやってくださいね。