【俺は好きなんだよ】第34回
『鉄塔武蔵野線』(1997)
夏と男の子と友情と爽やかな汗とノスタルジー、子供から大人になる瞬間を描く傑作。
鉄塔って、なんだか巨大ロボみたいで、カッコよく見えるのよね。
物語は、東京の保谷(現在の西東京市)に住む小学6年生の見晴は、両親の離婚で、新学期から長崎に転校する事になっていた。
それを、友達に言えず、憂鬱な夏休みを過ごしていた。
そんなある日、見晴は、近所の鉄塔に[武蔵野線71]、そして、隣の鉄塔に[武蔵野線70]と、数字が続いていることを発見する。
そこで、アキラを誘い出し、二人でチャリンコで鉄塔を辿る大冒険の旅に出た。
達成の記録に、鉄塔の真下に、ビールの王冠を埋め込んでいく。
はたして、二人は[武蔵野線線1]まで、たどり着けるのであろうか!?
原作は、銀林みのるの小説。
監督で、脚色、編集は、長尾直樹。
撮影監督は、渡部眞。
出演は、伊藤淳史、内山眞人。
『スタンド・バイ・ミー』『サンドロット』と並ぶ少年もの傑作の一本。
この青春よりも青い、少年二人の旅に感化されて、おいらも自転車に乗って冒険に出たくなるのだ。
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武蔵野線は眞さんも大好きな作品だそ~です。