昨日からの【大ヒット邦画の法則】の続き。
昨日は、発見した3つの法則から、2つ書きました。
今日は3つめです。
それは題名について。
意外と英語とかカタカナの比率が少ない。
やっぱ日本語の浸透率の方がよいのかも。
アニメも入れても、『ポケット・モンスター』と『ハウルの動く城』と『ビルマの竪琴』だけ。(『ギブリーズ』は短編とみなします。あと、ポケモンの名前も省く)
これ、盲点だったんじゃないかな?
意外とカタカナって、少ないのよ。
アニメには、ハウルとポケモンの名前だけが耳なれない言葉だけど、名前。
(ポケット・モンスターが違うけど、まぁこれはゲームのタイトルですので、ゲームの名前とも言える。ポケットもモンスターも一般的なカタカナ英語だ)
後は地名(ビルマとレインボー・ブリッジ)ですよ。
そんで、今後このベスト20に入ってくるであろう最新ヒットが2本あります。
上の法則を検討してみます。
それは、『海猿 リミット・オブ・ラブ』と、『THE有頂天ホテル』。
『海猿 リミット・オブ・ラブ』は、漢字題名ですが、副題に英語。
中心はラブで分かりやすい英語。
ラブ・ストーリーとしてみると、時を越える要素は無いけど、潜水士は救助という部分で忠誠心を描いている。
『THE有頂天ホテル』は、有頂天は漢字で、ホテルはなじみのある英語。
仕事や夢への忠誠心をを描く。
あと、少し新しい傾向があります。
それは、漢字中心でカタカナ組み合わせ型タイトルということ。
これで、次のベスト20に入れるヒットを見抜けるかもしれない。
だって、『踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ! 』
もその組み合わせなんですもの。
なので、最近のラインナップから、これに当てはまるタイトルを探してみる。
すると、二つあった!
一つは、『シュガー&スパイス/風味絶佳』。
だが、これはラブ・ストーリーなのに、時を越えないようだ。
見ないと分からん部分でもあるが。
忠誠心は不明。
で、もう一本は、『地下鉄(メトロ)に乗って』。
漢字でありながら、あえてカタカナ読みという組み合わせ型。
しかも、時を越えるストーリー。
親と子の物語りは、忠誠心が見れるかも。
これは有力だ!
注目しておこう。
正統派の『日本沈没』ってのもあるんだけど、カタカナないし、リメイクなのと、今回は外しておきます。
実はもう一つの注目したい点があるのである。
フジテレビ関係の実写作品というヤツ。
『踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ! 』
『子猫物語』
『踊る大捜査線THE MOVIE』
『敦煌』
『海猿 リミット・オブ・ラブ』
『THE有頂天ホテル』
と6本もあるのです。(14本中6本)
『地下鉄(メトロ)に乗って』は松竹作品、『シュガー&スパイス/風味絶佳』はフジテレビ作品。
それと、フジテレビ作品だと、もう一本の注目作品があるね。
それは、『UDON』。
『踊る~』シリーズの本広監督作品で、ラブ・ストーリーとしてみると、時は越えないけど、地元への忠誠心の表れとしての名物料理ととらえられないことも。
ただ、題名に漢字が無いのがネックかな、今回は。
“うどん”をあえて、アルファベットにしたことは、分かりやすいカタカナとは違うし、地名でもないしなぁ。
オリジナルストーリーということで、期待しているのだけど。
そして、東宝作品であることは、やっぱ外せないんだよね。
なにしろ、ベスト20中、『天と地と』『時をかける少女』/『探偵物語』以外は東宝ですから。
しかも『海猿 リミット・オブ・ラブ』『THE有頂天ホテル』もそう。
『UDON』と『シュガー&スパイス/風味絶佳』は東宝。
『地下鉄(メトロ)に乗って』松竹。
なんと、ベスト30までで見てみても。
■はアニメ作品。
21、1994 44.7 ■『平成狸合戦ぽんぽこ』
22、2004 43.8 ■『ポケットモンスターAG 裂空の訪問者デオキシス』
23、2005 43.0 ■『ポケットモンスターAG ミュウと波導の勇者ルカリオ』
24、1990 42.8 『タスマニア物語』
25、2000 42.0 『ホワイトアウト』
25、2005 42.0 『交渉人 真下正義』
27、1980 40.8 『復活の日』
28、2005 40.3 『NANA』
29、1984 39.4 『里見八犬伝』
30、1997 39.1 『失楽園』
と、ベスト30中26作品が東宝ですからね。
非東宝作品は『里見八犬伝』『失楽園』ね。
実は4本は東映作品。
松竹の『地下鉄(メトロ)に乗って』は厳しいか。
いや、いや松竹の初のベスト30入り作品になるかな。
ま、原作読んだ事無いんで、全く判断できないんですが。
他にも言っちゃえば、ジブリが、ベスト30中6本。
『ポケモン』が6本。
30本中12本のアニメが、『ポケモン』とジブリ。
実写は東宝とフジテレビ。
ここから、推測するに、なにか二本のお客さんに届かせる、なにかをそのブランドや社がコツとして自覚して、もしくは無自覚に持ちえているのではないのかな。
これは、今後の研究テーマになりえますな。
昔、松竹がジブリ作品『ホーホケキョ となりの山田くん』を配給したとき藻込めさせたんだけどね。
おいらは好きな作品なんだけど。
とにかく、実写邦画の大ヒットを見抜くなら、注目点は、東宝か、フジテレビで、忠誠心を描いていて、漢字タイトル(カタカナは地名か名前)の作品てこと。
ベスト30まで入れても『ホワイトアウト』以外は、地名か、名前。
(唯一のアルファベット・タイトル『NANA』も名前)
ホワイトアウトも気象現象で、ホワイトもアウトも一般的なカタカナ英語ですから。
まとめると、
・忠誠心を描く。
・ラブ・ストーリーは時をこえるエッセンスがある。
・漢字タイトル(カタカナを使うなら一般的なカタカナ。地名。名前程度)
となる。
東宝とフジテレビは、、発見とはいえないから、外します。
だから、注目作3本では、『シュガー&スパイス/風味絶佳』が、多くの法則に当てはまる。
あとは、今回の最大の発見である忠誠心が描いてあるかどうかだな。
さて、次の大ヒット作品は、これらの法則にあてはまるかしら!?
『フィルム・メモワール』DVD発売!
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=entanohosi
下の方にある
『Film Memoire~フィルム メモワール~』
をクリックしてください。
昨日は、発見した3つの法則から、2つ書きました。
今日は3つめです。
それは題名について。
意外と英語とかカタカナの比率が少ない。
やっぱ日本語の浸透率の方がよいのかも。
アニメも入れても、『ポケット・モンスター』と『ハウルの動く城』と『ビルマの竪琴』だけ。(『ギブリーズ』は短編とみなします。あと、ポケモンの名前も省く)
これ、盲点だったんじゃないかな?
意外とカタカナって、少ないのよ。
アニメには、ハウルとポケモンの名前だけが耳なれない言葉だけど、名前。
(ポケット・モンスターが違うけど、まぁこれはゲームのタイトルですので、ゲームの名前とも言える。ポケットもモンスターも一般的なカタカナ英語だ)
後は地名(ビルマとレインボー・ブリッジ)ですよ。
そんで、今後このベスト20に入ってくるであろう最新ヒットが2本あります。
上の法則を検討してみます。
それは、『海猿 リミット・オブ・ラブ』と、『THE有頂天ホテル』。
『海猿 リミット・オブ・ラブ』は、漢字題名ですが、副題に英語。
中心はラブで分かりやすい英語。
ラブ・ストーリーとしてみると、時を越える要素は無いけど、潜水士は救助という部分で忠誠心を描いている。
『THE有頂天ホテル』は、有頂天は漢字で、ホテルはなじみのある英語。
仕事や夢への忠誠心をを描く。
あと、少し新しい傾向があります。
それは、漢字中心でカタカナ組み合わせ型タイトルということ。
これで、次のベスト20に入れるヒットを見抜けるかもしれない。
だって、『踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ! 』
もその組み合わせなんですもの。
なので、最近のラインナップから、これに当てはまるタイトルを探してみる。
すると、二つあった!
一つは、『シュガー&スパイス/風味絶佳』。
だが、これはラブ・ストーリーなのに、時を越えないようだ。
見ないと分からん部分でもあるが。
忠誠心は不明。
で、もう一本は、『地下鉄(メトロ)に乗って』。
漢字でありながら、あえてカタカナ読みという組み合わせ型。
しかも、時を越えるストーリー。
親と子の物語りは、忠誠心が見れるかも。
これは有力だ!
注目しておこう。
正統派の『日本沈没』ってのもあるんだけど、カタカナないし、リメイクなのと、今回は外しておきます。
実はもう一つの注目したい点があるのである。
フジテレビ関係の実写作品というヤツ。
『踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ! 』
『子猫物語』
『踊る大捜査線THE MOVIE』
『敦煌』
『海猿 リミット・オブ・ラブ』
『THE有頂天ホテル』
と6本もあるのです。(14本中6本)
『地下鉄(メトロ)に乗って』は松竹作品、『シュガー&スパイス/風味絶佳』はフジテレビ作品。
それと、フジテレビ作品だと、もう一本の注目作品があるね。
それは、『UDON』。
『踊る~』シリーズの本広監督作品で、ラブ・ストーリーとしてみると、時は越えないけど、地元への忠誠心の表れとしての名物料理ととらえられないことも。
ただ、題名に漢字が無いのがネックかな、今回は。
“うどん”をあえて、アルファベットにしたことは、分かりやすいカタカナとは違うし、地名でもないしなぁ。
オリジナルストーリーということで、期待しているのだけど。
そして、東宝作品であることは、やっぱ外せないんだよね。
なにしろ、ベスト20中、『天と地と』『時をかける少女』/『探偵物語』以外は東宝ですから。
しかも『海猿 リミット・オブ・ラブ』『THE有頂天ホテル』もそう。
『UDON』と『シュガー&スパイス/風味絶佳』は東宝。
『地下鉄(メトロ)に乗って』松竹。
なんと、ベスト30までで見てみても。
■はアニメ作品。
21、1994 44.7 ■『平成狸合戦ぽんぽこ』
22、2004 43.8 ■『ポケットモンスターAG 裂空の訪問者デオキシス』
23、2005 43.0 ■『ポケットモンスターAG ミュウと波導の勇者ルカリオ』
24、1990 42.8 『タスマニア物語』
25、2000 42.0 『ホワイトアウト』
25、2005 42.0 『交渉人 真下正義』
27、1980 40.8 『復活の日』
28、2005 40.3 『NANA』
29、1984 39.4 『里見八犬伝』
30、1997 39.1 『失楽園』
と、ベスト30中26作品が東宝ですからね。
非東宝作品は『里見八犬伝』『失楽園』ね。
実は4本は東映作品。
松竹の『地下鉄(メトロ)に乗って』は厳しいか。
いや、いや松竹の初のベスト30入り作品になるかな。
ま、原作読んだ事無いんで、全く判断できないんですが。
他にも言っちゃえば、ジブリが、ベスト30中6本。
『ポケモン』が6本。
30本中12本のアニメが、『ポケモン』とジブリ。
実写は東宝とフジテレビ。
ここから、推測するに、なにか二本のお客さんに届かせる、なにかをそのブランドや社がコツとして自覚して、もしくは無自覚に持ちえているのではないのかな。
これは、今後の研究テーマになりえますな。
昔、松竹がジブリ作品『ホーホケキョ となりの山田くん』を配給したとき藻込めさせたんだけどね。
おいらは好きな作品なんだけど。
とにかく、実写邦画の大ヒットを見抜くなら、注目点は、東宝か、フジテレビで、忠誠心を描いていて、漢字タイトル(カタカナは地名か名前)の作品てこと。
ベスト30まで入れても『ホワイトアウト』以外は、地名か、名前。
(唯一のアルファベット・タイトル『NANA』も名前)
ホワイトアウトも気象現象で、ホワイトもアウトも一般的なカタカナ英語ですから。
まとめると、
・忠誠心を描く。
・ラブ・ストーリーは時をこえるエッセンスがある。
・漢字タイトル(カタカナを使うなら一般的なカタカナ。地名。名前程度)
となる。
東宝とフジテレビは、、発見とはいえないから、外します。
だから、注目作3本では、『シュガー&スパイス/風味絶佳』が、多くの法則に当てはまる。
あとは、今回の最大の発見である忠誠心が描いてあるかどうかだな。
さて、次の大ヒット作品は、これらの法則にあてはまるかしら!?
『フィルム・メモワール』DVD発売!
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=entanohosi
下の方にある
『Film Memoire~フィルム メモワール~』
をクリックしてください。
宮崎駿作品は主人公の少年、少女と、両親との関係性が微妙なものが多いですね。
既に両親を失っている(天空の城ラピュタ、もののけ姫)、片親(風の谷のナウシカ、となりのトトロ、ハウルの動く城)、両親がいても存在が希薄(千と千尋の神隠し)
それを埋め合わせるものとして、祖父母のような存在(ナウシカ、ラピュタ)や異形のもの(もののけ、千と千尋、トトロ)が登場します。
親の不在が、冒険や物語を生むのでしょうか。
そういうルールって、日本人好みですものね。
タイトルつけるのは、難しいですから。