菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

ニキーターナ  『ANNA アナ』

2020年06月14日 00時00分50秒 | 映画(公開映画)

で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1706回。


「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」

 

 

 

『ANNA アナ』

  

 

 

米ソ冷戦末期、ソ連のKGBによって最強の殺し屋に仕立て上げられた女スパイが熾烈な攻防の渦中で繰り広げる過酷なミッションの行方を描くヒロイン・アクション・サスペンス。

 

主演は、ロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルス。

共演は、ルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィ、ヘレン・ミレン。

 

 

監督・脚本は、『ニキータ』『レオン』、『LUCY/ルーシー』のリュック・ベッソン。

 

 

 

物語。

1990年、モスクワ。
露店でマトリョーシカ人形を売っていた大学生のアナは、パリのモデル事務所にスカウトされる。
アナの正体はKGBによって造り上げられたエージェントだった。
彼女の上司のオルガの下、過酷なミッションをこなしてきていた。

 

 

 

 

出演。

サッシャ・ルス  (アナ)
ルーク・エヴァンス  (アレクセイ・チェンコフ)
キリアン・マーフィ  (レナード・ミラー)
ヘレン・ミレン  (オルガ)

レラ・アボヴァ  (モード)
アレクサンドル・ペトロフ  (ぺーチャ)
ニキータ・パヴレンコ  (ヴラド)
アナ・クリッパ  (ニカ)

エリック・ゴードン  (ワシリエフ)

 

 

 

スタッフ。

製作:マーク・シュミューガー、リュック・ベッソン

撮影:ティエリー・アルボガスト

プロダクションデザイン:ユーグ・ティサンディエ
衣装デザイン:オリヴィエ・ベリオ

編集:ジュリアン・レイ

音楽:エリック・セラ

 

 

『ANNA アナ』を鑑賞。
米ソ冷戦末期、KGBに鍛えられた暗殺者の過酷なミッションの行方を描くヒロイン・アクション・サスペンス。
リュック・ベッソンの職人仕事。直系では三度目の『ニキータ』、変形では、五度目ですね。
ちょい前から再び流行りの語りを立てるための時間軸操作系のシナリオが意外と丁寧で、ベッソンが映画優等生なんだなと気づかせる。
その分、尖ったところがなく、役者が小粒に見えてしまう。いい役者が揃ってるのに。小粒にしてるのが、主演のロシア出身スーパーモデルのサッシャ・ルス。肉体的にはかなり頑張ってるんのでB級としては十分なんですが、役が複雑なんでね。ルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィ、ヘレン・ミレンはさすがの存在感ですが、ステロタイプぎみ。
スタッフもいつものベッソンチームで、手堅い。『ヴァレリアン』の赤字を解消しないとまずいですものね。こういうのをきっちり作って楽しませられるのも娯楽映画には大事なこと。
あ、アクションもまぁまぁいいですよ。レストランバトルは楽しめた。
新味はないけど、チェーン店のお気に入りメニューを味わう皿作。

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ。

原題は、『ANNA』。
『アナ』または『アンナ』。

劇中では、ロシアではアンナ、フランスではアナと呼ばれてましたね。

2020年作品。

 


製作国:フランス / アメリカ
上映時間:119分
映倫:PG12

配給:キノフィルムズ

 

 

 

 

ややネタバレ。

『ニキータ』、『コロンビアーナ』、『ANNA アナ』の直系三本と変形は『LUCY ルーシー』、『アンジェラ』の二本ですね。

 

 

 

 

 

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