【俺は好きなんだよ】第1418回は、『男ゴコロはマンガ模様』(2015)
原題は、『PEOPLE PLACES THINGS』。
『人々は物を並べる』。
製作国:アメリカ
上映時間:86分
スタッフ。
監督・脚本:ジム・ストラウス
製作:マイケル・B・クラーク、アレックス・タートルトーブ
製作総指揮:サマー・シェルトン、ティム・フォーリー、ジム・ストラウス
撮影:クリス・ティーグ
編集:コリーン・シャープ
音楽:マーク・オートン
出演。
ジェマイン・クレメント (ウィル・ヘンリー)
ステファニー・オーリン (チャーリー)
マイケル・チャーナス (ゲイリー・S・グレイ)
アンドレア・ギャズビー (クリオ)
ジア・ギャツビー (コレット)
レジーナ・ホール (ダイアナ)
ジェシカ・ウィリアムズ (カット)
物語。
現代アメリカ、ウィル・ヘンリーは冴えない漫画家で、大学で漫画の講師をすることで生計を立てていた。
双子の娘たちの5歳の誕生日パーティーの最中、舞台女優の妻チャーリーの浮気現場に出くわしてしまう。
1年後、関係は変わってもウィルはチャーリーへの未練を断ち切れていない。そして、双子の娘との時間を増やすべく奮闘する、
冴えない漫画家(グラフィックノベル作家)の父親が幼い双子の娘のために奮闘するコメディ・ドラマ。
NETFLIXで配信。
監督は、『最高の家族の見つけかた』、『さよなら。いつかわかること』のジム・ストラウス。
受賞歴。
2016年のリバーベンド映画祭にて、最優秀俳優賞(ジェマイン・クレメント)を受賞。
きれいごとだけですまさないけど、温かさがにじむ、絶妙な心の機微を描き出す抜群の脚本。
そこにいぶし銀の演出。
ドラマの妙とはこのこと。
会話劇ですので、そりゃあ地味ですけどね。でも、親子の会話のキャッチボールのおかしみにニヤニヤ。
ニューヨーク派コメディの系譜を引き継いで、生活とドラマを接続している。
日々の玉に気づく一本。
ネタバレ。
親「(誕生日に)もう6歳なんて信じられないよ。5歳だったのが昔のようだ」子「昨日は5歳だったよ」親「知ってる」
「今日は学校で何をした?」「子供がやるようなことよ」