魂のしくみからの独り言✨

過去の経験からその{意味}を探し・・
スピリチュアルな世界を知った私の独り言。。

森・くま 地球・人

2009-04-23 22:16:52 | 講演
<熊は人を襲わない。犬のように優しく、大人しい動物である>

いきなりですが・・ご存知ですか?

船井先生の世界(?)を知ってからというもの・・
常識だと思っていることの中に、どれだけの嘘があるかという事実を感じてきました。

当たり前は、思いこみ
常識は、すり込まれたもの
正確でない情報を、正しいと思っている。

これからの地球環境のこと、経済の変化のこと。
本当の情報はテレビでは得られない・・・これは私の持論です。

私たちは、知らないことが多くあります。
正確な情報を・・知らない。
どれだけの既成概念に縛られているか・・自覚出来ていない。

今回参加した講演でも、このことを痛感しました。。

講師は、日本くま森協会 会長・森山まりこさん
日本では数少ない(無い?)環境保護を訴える団体の代表。

この講演は・・少し前になりますが3月7日に某所で行われました。
Uさんのメールで知り、「お勧めです!!」の声に負けて(笑)参加することにしました。

環境保護に関して、関心は無いわけではありませんが、とりたてて大きな事はしておらず・・日々の生活の中で出来ることを まあボチボチ行っている程度です。

例えば・・

生ごみはゴミに出さずに、たい肥にする。
レジ袋は持参する
無駄な電気は消す
お風呂の水を洗濯に使う

まだまだ出来ることは多くあると思いながら・・行っているのはこの程度。。

( 一一)

今回の講演は、そんな{目の前の環境問題}でなく、大所から考えなくてはいけないなと感じさせる内容でした。

森山さんは、中学校の理科教師で、年齢は50もつれ??
とても気さくな人柄で、明るくて人のいいおばちゃんといった感じの方でした。

ある生徒から渡された新聞記事が縁で、このような団体を立ち上げることになっつたそうで・・
その経緯を楽しく話して下さいました。

その新聞記事は・・

「熊が絶滅の危機に瀕している」という見出しと共に掲載された・・
「ハンターが熊を仕留めて持ち上げている」無残な写真。

その記事をキッカケに、森山さんは子供たちに背中を押されるように環境保護の問題を知り、日本の実態を知ることになります。

日本には、日本の環境問題を訴える団体は無いのだそうです
少なくとも 森山さんが立ち上げるまでは・・。

だから・・日本人は日本の環境問題の真実を知らない。

日本人が知る情報は、海外に多くある環境保護団体からの情報が主で・・
海外のことは知っているが、日本の実態を知らないそうです。

そういえばそうだ・・と思いませんか?
私たちは、海外の環境問題は知っている・・でも国内のことを知りませんよね。

私たちは本当のことを・・知らない。
知らないという自覚さえ・・ない。

冒頭に書いた熊の生態に関しても・・知りませんでした。
この講演で初めて知ったことです。

熊は人を襲う肉食獣である・・これが今の常識です。
でも、真実は違っている。

熊は、森の木の実などを食べる動物で、肉食といっても・・沢ガニや魚を食べる程度で、主食は木の実なのだそうです。

住むところを追われ、木の実が実る木がなくなり・・仕方なく山を下り農作物を取るようになってしまった。

もともと 大人しくて、賢く、とても警戒心が強い動物なので・・
森に食べ物が豊富にあれば、民家に下りてくることはないそうです。

農作物を取るのは・・森に食べ物がなくなったから・・。

熊が民家にやってくるほど、森の中に熊が多くなった。
森に熊があふれてしまった。

大きな勘違いをした人間。

そして・・

たまたまはち合わせた人間が、熊を攻撃し・・賢い熊は人間に対して強い警戒心を抱くようになり・・
熊に傷つけられた人が「熊は人を襲う肉食獣」と決め付けてしまった。

有害獣にだと決めつけてしまった。

無知 というのは 罪だと思います。

日本に住む一番大きな動物は 熊。
熊は・・今、絶滅の危機にある。

熊が住むことのできる{森}が失われ・・
住む場所を追われた熊たちは・・仕方なく民家に下り、農作物を荒らし・・
人との接触を余儀なくされ・・勝手に有害な動物だと決めつけられた。

ここまでだと「動物保護」・・ですよね。

問題なのは・・ここから・・

深刻なのは・・熊が住める森が失われつつある と・・いうこと。
これがどういうことか・・おわかりですか?

この地球の生物・植物・動物、全ての生き物は・・単独で生きているわけではありません。

連鎖 です。

全て繋がり、微妙なバランスを保ちながら、もちつもたれつで生存している。

熊が住めない森
森が失われる

ということは・・イコール私達が住む日本が危ないということ。

人間は、自らのエゴを満たすために、森を侵し・・動物たちの住み家を侵し・・
ひいては・・自らを滅ぼそうとしている。
その自覚さえない。

森は水を蓄えます。
水を蓄える森が失われることは・・水を失うということ。

水を失うとは・・

まるで、鶏が先か卵が先か? ですね。。
ここまで書けば、この問題がどんなに深刻かお分かり頂けると思います。

こんなことも知らずに、生活している。

この問題に対し、先に書いた新聞記事を縁に、真実を知った森山さんと、教え子の中学生。
前に進むことをためらう森山さんの背中を押した中学生。

そのやりとりと経緯は、大変興味深いものがありました。

詳細を書こうとすると・・大変です。

冊子に、詳しく書いてありますので是非読んでみて下さい。

「日本くま森協会の誕生物語 くまともりと人」
 
 日本くまもり協会発行

 日本くまもり協会で検索してもらえれば、ホームページから注文できるはずです。

講演参加者に無料で配られたのですが、
私は少し早く会場に到着したので、講演が始まる前に読んでしまい・・講演にのぞみました。
読んだ直後にお話を聞き、よりリアルに入ってきました(^.^)

知らないことが多すぎる

一番に感じたことです。

これからの時代を生き抜くためには・・正しく知ること
自分の既成概念を疑ってみること

は・・大切だと改めて感じました。

是非、真実を知って下さい。


上の子に話をしたら・・

「・・・知らなかった。何かしないといけないな、このままではいけないな・・」

と、呟いていました。