魂のしくみからの独り言✨

過去の経験からその{意味}を探し・・
スピリチュアルな世界を知った私の独り言。。

神田 昌典さん!

2007-08-16 08:57:42 | 
購入して、読まずにそのままにしていた本が数冊あります。
お盆に その中の1冊を読みました。

神田 昌典さん著{あなたの悩みが世界を救う!}(2006第1版)

一気に読んでしまった。。も~ 最高でした!久々の大ヒット!!

神田さんは・・カリスマ経営コンサルタント。他 小説家・舞台プロデュース等多彩な顔を持つ方です。

やはり・・船井先生から知りました。
なぜいつも{経営コンサルタント}・・それもスピリチュアル経営コンサルタント(っぽい方)に惹かれるのか??
神田さんの本を一気に読み終えて、??????でした(笑)

神田さんはありきたりな経営コンサルタントでないことは この本を読んですぐに理解しました。
スピリチュアルの視点もしっかり真ん中に据えて・・でも足は地にしっかりつけて・・辛口なのに愛情がある。
理論的な経営論だけでなく、アセンションも視野に入れて・・世の中の動きを見据えている(アセンションという言葉は出てきませんでしたが、熟知していらっしゃるのが伝わってくる)

{悩みの手紙}に答えるという内容の本です。
受け答えがなんとも軽快!痛快!辛口!
ズバッと切っているのに・・急所は外し、でも 気が付いたら余分なぜい肉は切り落とされていた!!
そんな一冊でした。

経営を生業としない一般の方々にもスッキリと折り合いがつく!!
久々の大ヒットでした。面白かった!!是非ご一読ください!!

神田さんのアドバイスで一番面白いと感じたのは・・経営者や俗に言う成功者・・を独自の視点で捉えているところでした。
基本には{家庭環境}が関わる という視点。
この視点は私達のような 一般ピープルにも大いに参考になります。

人は・・どんな人も(成功者・経営者・フリーター・主婦~立場は関係なく)育ってきた環境、つまり心の問題が大事。
それと、経験からの独自の価値観でズバッと本音でアドバイス!

以下、抜粋してみます。

・・・・・・・・・
「ポジティブになろうとするほどに それを打ち砕こうとする出来事が降りかかる。目の前の泥沼に足を突っ込みながらも、上を向いて歩こう・・みたいなものじゃない?
(略)
しかも ここ数年不条理な出来事が頻発している。なぜ不条理がこんなに世の中にあふれ出ているのだろう?

私達は 試されているのかもしれない。不条理の中でウズに巻き込まれて 自分の頭で考えられなくなり、ふわふわとコントロールされるままに生き続けるのか?そのウズ中でしか成しえない事を成そうとするのか?
ポジティブ思考が、「成功」や「幸福」に役立つかが問題ではない。
ポジティブに思考したって、不条理な世の中が消えてなくなる訳ではない。むしろ不条理だからこそできることがある。他人の定規で自分の成功や幸福を計る必要が無くなって、貴方自身の定規を見せてみろ!と問われている。

「問い」なのだから、今すぐ答えを出す必要もないけれど、「ひたすら生きる」ことで、自分に期待されている事を見出していかなければならない。それが、おそらく不条理が蔓延している意味なんだ。
ポジティブ思考かどうかではなくて、あなた自身の覚悟が問われているということだね。」

・・・・・・・
これは これからのアセンションの時代をどのように生きるかを提示。
覚悟が問われる・・エハンさんも同じ事を仰っています。
変革の前に 次々と現れる{不条理}、これを越えるのには各自が正しい知識と信仰を持つ必要がある。神田さんはこの事を{覚悟}という言葉に変えただけだと思います。

・・・・・・
「無価値感をモチベーションにしている人は多い。つまり 自分は取るに足らないない人間だ、愛されるはずが無いという思い込みを根底に持っている。
(略)
自分が無価値である事を乗り越える事が エネルギー源。お金があると価値のある人になってしまうから困るんだ。だから無意識にお金が無くなる出来事を引き寄せる。返ってこない借金を求められたり、詐欺にあったりする。
(略)
なぜ この無価値感が根づいてしまったかと言えば、子供の頃の家庭環境ではないかな?
私は 無価値な自分を乗り越えるために 成功しようと考えた。だけど そのパターンは永遠には続かない。ある程度上手くいきだしたら、自分が無価値であることをエネルギーにするのでなく、価値ある自分を認め、周りを包み込んでいく段階に入るんだ。」

・・・・・・
「(略)原因は 主として幼少期のトラウマなんだけど~世の中で成功者と賞賛される人は、過去のマイナス体験をバネに頑張ってきた結果、財力や名声を掴んでいる事が多い。
(略)
本当は横暴さの原因が 幼少期の心の傷にあることに気付いて その傷を癒していけば、心の平安を味わえるようになる。だからこのメカニズムを本人に伝えたくなるけど、安易に伝えると大変。烈火のごとく怒って手がつけられなくなる。なぜなら本人が最も直面したくないことだからね。
だから 本人が気付くまで見守るしかない。一生かかるかもしれないけど・・。」

・・・・・・・・・・
「成功者」がやれという事を「非成功者」がまじめにやると 奴隷になってしまうんだ。ちょっと考えるとわかるんだけど・・。 

「与えましょう」と言っている教祖様の周りには奪われる信者ばかり。「謙虚が大事」と言っている社長の周りにはイエスマンばかり。
以前、「経営は徳が大事」と熱心に説いている社長から「お前を絶対につぶしてやる」と凄まれときに 私は気づいたよ。今の時代、強者が語っている事をナイーブに信じたら利用だけ利用されるって。
道徳のパラドックスなんだよ。
道徳を語る強者は、自覚なしに 弱者から奪っているというパラドックス。
多くの成功者は、そもそも傲慢で自己主張が激しい。それで成長したわけだけど・・。成功した後は、世間の嫉妬が怖いから「謙虚にしようよ」と言う。今まで奪ってきたから「与えようよ」と言うわけ。
それは彼らにとってOKだよ。だって強いエゴの歯止めになるから。
だけど、同じ事を自我が弱い人が受けてしまうとどうなるか?強者のおもうままだよ。
このことに気付いて 私は一転して「NO」と言うようにした。(略)結果として奴隷でなく 対等な付き合いができるようになった。」

・・・・・・
面白い視点でしょう!

辛口に経営者・成功者の事を書いているのは・・使われている(雇われている者)からの相談に答えたものですが・・・一般人にも大いに当てはまるものだと思います。

つまり・・どんな人も、根本的に大切なのは心の問題。
育った環境・トラウマ等が大きく関わるということ。

どんなに成功しても、お金を手にしても、最後に残るのは<心の問題>
足が地についていて 分かりよい!!

その点では 経営は{人}と主張する船井先生とリンクしますが、ニュアンスが少し違います。

トテモ辛口ですが 的を得ている。

何をするにも マイナスをバネにしていては限界がくる。
マイナスをバネにしたプラスには 限界がある。

つまり・・<自分を愛して>いなければ いずれ限界がくる。

自分を知り、認め、愛す これが全ての基本!!

神田さんには そんな<基本スタンス>があると思いました。
(そうは書いていません。個人的な解釈です)
神田さん自身 「自分を愛するようになるのに40年かかった」・・と書かれています。これって安心しませんか?私だけ?自分を愛せていないとやっと気が付いた私にとって・・救いでした!!(笑)

不条理って・・つまり「納得できない」って事ですよね。
生まれて生きるって・・納得できないことをどれだけ越えるかってこと。
(記憶を無くしているのだから、納得いくわけが無い!)

そんな世の中でも 自分を愛せていれば・・乗り越えられる!!

それから・・
自分なりの価値観を持つ事の大切さ。
他人や世間の価値観を自分の価値感と勘違いするのでなく、自分が何に価値を感じるのかを問う姿勢が大切。

そんなメッセージを感じる一冊でした!