花美さんも花子さんも、自分の心の形がどんな形をしているか・・
そんな事を考えもしませんでした。
意識した事もない。
ただ 言えるのは・・花子さんには無理がありませんでした。
いつも自然体。 自分が自然体でいるなんて・・これまた意識してはいない。
花美さんは・・無理していました。
頑張って、無理している。無理をしているなんて・・これまた無意識。
花見さんは・・いつも頑張っていました。
クラスでも人一倍元気。
勉強も頑張る。
発表もする。
クラスの中ではリーダー的存在。
人の世話もする。
でも・・心の形は丸くない。
無理をしている自覚がない。
いつしか・・花美さんは 動けなくなってしまいました。
動きたくても動けない。
学校に・・行きたくても行けなくなってしまいました。
両親は心配をします。
特に母は・・旦那とも折り合いが悪い中・・娘まで・・。
「私達のせいだ・・」自分を責める。
けれど・・掛け違ったボタンはもう戻る事も無く・・どうしようもない。
花美さんは それでも頑張ろうとしました。
「私が学校に行けないのは両親のせいではない・・」
「母を悲しませてはいけない」
それでも・・行けなくなる。
花美さんの心には・・いつしか細い糸が巻きつきはじめました。
まるではない心・・その心をまるに戻す前に・・その糸は・・静かに静かに巻きつく。
そして・・形の変わった心を強固にしてしまう。
自覚無く・・静かに糸は巻きついていきました。
「両親を苦しめる自分が許せない」
「学校に行けない自分が許せない」
「頑張れない自分が許せない」
頑張ろうとしても 動けない。
動けない自分を責める。
音も無く 糸は心に巻きつき・・まるで殻のように心を覆います。
花子さんの心はまるだから・・糸が巻きつきにくい。
糸がかかる引っ掛かりがない。
でも花美さんの心は・・まるではない・・糸がかかりよい。
引っかかりが沢山あったのですね。
そんな心の形に 気が付くことなく・・
二人はそれぞれの決められた・・
いや 生まれる前に自分で決めた道を歩くのでした。
続く
そんな事を考えもしませんでした。
意識した事もない。
ただ 言えるのは・・花子さんには無理がありませんでした。
いつも自然体。 自分が自然体でいるなんて・・これまた意識してはいない。
花美さんは・・無理していました。
頑張って、無理している。無理をしているなんて・・これまた無意識。
花見さんは・・いつも頑張っていました。
クラスでも人一倍元気。
勉強も頑張る。
発表もする。
クラスの中ではリーダー的存在。
人の世話もする。
でも・・心の形は丸くない。
無理をしている自覚がない。
いつしか・・花美さんは 動けなくなってしまいました。
動きたくても動けない。
学校に・・行きたくても行けなくなってしまいました。
両親は心配をします。
特に母は・・旦那とも折り合いが悪い中・・娘まで・・。
「私達のせいだ・・」自分を責める。
けれど・・掛け違ったボタンはもう戻る事も無く・・どうしようもない。
花美さんは それでも頑張ろうとしました。
「私が学校に行けないのは両親のせいではない・・」
「母を悲しませてはいけない」
それでも・・行けなくなる。
花美さんの心には・・いつしか細い糸が巻きつきはじめました。
まるではない心・・その心をまるに戻す前に・・その糸は・・静かに静かに巻きつく。
そして・・形の変わった心を強固にしてしまう。
自覚無く・・静かに糸は巻きついていきました。
「両親を苦しめる自分が許せない」
「学校に行けない自分が許せない」
「頑張れない自分が許せない」
頑張ろうとしても 動けない。
動けない自分を責める。
音も無く 糸は心に巻きつき・・まるで殻のように心を覆います。
花子さんの心はまるだから・・糸が巻きつきにくい。
糸がかかる引っ掛かりがない。
でも花美さんの心は・・まるではない・・糸がかかりよい。
引っかかりが沢山あったのですね。
そんな心の形に 気が付くことなく・・
二人はそれぞれの決められた・・
いや 生まれる前に自分で決めた道を歩くのでした。
続く