一期一会

日々是好日な身辺雑記

メルカリ

2018年06月20日 | 雑記
昨日はワールドカップでコロンビアに勝利して日本中が湧き上がっているが、経済面で大きくあつかわれていたのは、
フリーマーケットアプリのメルカリが東証マザーズに新規上場し、時価総額7172億円と今年最大のIPOとなった事だ。
インターネット上のフリーマーケットアプリとしてのメルカリは使った事もないし、アプリを覗いた事も無かったので、
その仕組みの有用性と事業としての将来性についても理解出来無かった。
ただ大型IPOとしての人気から倍くらいの高値はつくだろうと思い、宝くじを買うようなつもりで
自分の口座とカミさんの口座の二つで応募した。
今年のIPO銘柄の殆どが上場時が最高値で、そこから30%くらいまで下げているので、上場初日か2日目までの保有かと思い、
今年度の非課税枠があるNISA口座で買おうと思った。
IPOの応募には口座に入金している必要があり、カミさんの口座には投資信託ひふみプラスを3回に分けて
株価下落時に買おうと思っていた2回分の残金があったが、自分の口座には無かったので普通預金から入金した。
カミさんとの間では株式運用は現在の金額内で、運用益の一定額は海外旅行費用として外出しすると決めているが、
メルカリのIPOではその原則を曲げて、非課税枠分を普通預金から移した。

そして11日の売出し価格3000円での抽選結果は、宝くじと同じで二つとも落選となった。
そんな結果だったので、上場初日の昨日は前場には値がつかないだろうし、天気も良かったのでジョギングに出かけた。
11時頃に帰宅して株式ボードを確認したら、4800円での売り方より買い方が多く値がついてなかったが、
それよりも米中貿易摩擦懸念でドル安円高となり、保有株が全面安となっていたので、関心が移った。
後場で確認したら5300円で推移し高値が6000円となっており、この日の終値は5300円だった。

メルカリについて落選を娘に伝えたら、上場後少し落ち着いたら買っても良いのではとの話があり、
IPO以外では買わないと答えたが、昨年9月のIPOで初値3000円をつけた後でマネーフォワードを買おうかという娘に、
しばらく3000円前後で推移するだろうから買わない方が良いとアドバイスしたら、1月から上がり始め、
上場8ヶ月後の現在5750円という倍近い値上がりで、余計なお世話だったという反省点だ。
そんな例があるので、落選後にメルカリを調べてみたがフリーマーケットのプラットフォーマーとしての事業の成長性は分からない。
昨日の22:00からのBSジャパン株式経済番組(日経プラス10)に山田CEOが出演し、マネージメント層に
IT会社からの人材を雇い、メルカリUSのCEOはグーグル、フェイスブックの上級マネージメントだったらしい。
多くのIT業界の人材を輩出しているIIT(インド工科大学)から30名新規採用したとの事で、IPOゴールではなさそうだ。
アメリカでの事業拡大を考えているらしいが、日本のIT会社がアメリカで成功した例はないのでどうなるか。
プラットフォーマーとしてフリーマーケット以外のサービスを提供出来るかがキーとなるだろう。
歳のせいで感覚が古いのか、自分自身をフリーマーケットの利用者として考えると、買いたい物、売りたい物もない。

2012年にフェイスブックが上場した時には、FANGと言われグーグル、アップルと肩を並べるIT会社になる事は予想出来なかった。
自分が利用しないからといって、その事業の成長性は測れないという事だろう。


この記事についてブログを書く
« 台湾旅行の前に | トップ | LCC バニラエアで台湾へ »