一期一会

日々是好日な身辺雑記

会社四季報

2017年12月17日 | 雑記


15日(金)に会社四季報の新春号が発売された。3、6、9、12月と年4回出版されるが、いつも買うのは12月発売分だけ。
新春号と銘打ってるが、営業利益の修正率や四半期進捗率の基データは、4月〜9月の数字で11月の決算発表がベースとなっている。
掲載会社数は4045社で、東京証券取引所の1部,2部、マザーズ、JASDAQだと3574社が載っている。
例年基本的には年末株高を受けて利益確定売りをし、1月は休んで次の買い銘柄候補を探すという事をしている。
その時に会社四季報を使い、そこに載っている財務やROE等の指標、キャッシュフロー、業績推移 等を見て探すのだが、
この数字を見ていると宝探しのようでとにかく面白い。
1部上場の会社は大体業績予想が良い会社は分かるが、あとは株価が割安かどうかで、
当然良い会社は株価も右肩上がりのチャートになっているが、これを買っても投資妙味は無い。

今年の相場は北朝鮮の地政学リスクが言われながらも大きく下げる事もなく、日経平均も高値圏にあり、
個人投資家の逆張りの投資パターンからすると、買い場がなく11月にはMRFへの待機資金が13兆円に積み上がった。
そんな相場環境の中で、ツルハホールディングスやファンケルを利益確定売りした待機資金から、
小型株の東証2部のベネフィットワンと東証マザーズのUbicomホールディングスを10/23、10/25に買い、
Ubicomは12/4にその日の高値1660円で売れた。ベネフィットワンも売り設定をしてあるので、年内には売れるだろう。
東証2部、マザーズ、JASDAQ上場の小型株を春先から40社ほどウオッチしているが、値動きが荒いと言うか軽い。
Ubicomは23%の利幅があったが、同じ買い候補だったJASDAQのエヌエフ回路設計ブロックは50%近く上がっている。

会社四季報の小型株の定義は6000株未満で、中型株が6000万株〜2億株、大型株2億株以上となっており、東証1部上場銘柄でも小型株はあるが、
マザーズやJASDAQの銘柄は証券アナリストもウオッチしてないので、レーティングや目標株価等のレポートも無い。
従ってその時のテーマにより、思惑での値動きの傾向が強く、エヌエフ回路設計ブロックが大きく動いたのは、
量子コンピュータが話題になった時に、関連銘柄としてストップ高近くまで上がったのだ。
ウオッチしていた中ではJASDAQの日特エンジニアリングも倍以上の値上りだが、これは業績主体の値動きだった。逃した魚は大きい。

東証2部やマザーズの銘柄は今回初めて買ったが、値動きや売りのタイミングも何となく分かったので、
あとは買い候補銘柄を会社四季報から選び、新興市場に投資資金が集まる1月〜3月に買おう。
今日は午前中1時間半のジョギングを終えた後は、午後から部屋にこもって会社四季報を読んでいた。
ちょうど手元に読む本がなかったので。趣味と実益を兼ねた読書のようなものだ。

この記事についてブログを書く
« 2017年所沢シティマラソンを走る | トップ |  日経CNBC年忘れセミナー »