一期一会

日々是好日な身辺雑記

上州温泉巡り

2024年09月28日 | 日記
今週25日(水)から飲み友達Sさんの農園付き貸別荘クラインガルテンやんばへ、隣町に住むIさんと一泊で行ってきた。元々は避暑を目的に8月に行くことを予定していたが、7月にMRIの検査結果で前立腺癌の疑いを指摘され、その後の検査入院などで予定が立たず、この日になった。クラインガルテンやんばは長野原市が施設管理するもので、100坪の敷地に68㎡位の1LDKの住居と農園が付いている。長野原市は八ッ場ダムの関係から財政が豊かなのだろう、住居設備は至れり尽くせりで、年間賃料48万円だけのことがある。そんなクラインガルテンやんばも来年3月で10年契約期限になるらしい。この間年一回は訪れていたが、そのつどSさんが温泉以外の企画も考えてくれ、野反湖、志賀高原などの自然や、歴史好きから真田幸村ゆかりの地の岩櫃城跡、江戸時代の蘭学者高野長英を匿ったと言われる湯本家住宅などを案内してくれ、大感謝の10年だった。





浦和発10:19の特急に乗り中之条駅に着いたのが11:59で、駅でSさんと待合せて昼食をいつもの蕎麦屋はやしやで、いつものそば定食850円を食べる。十年一日の変わらぬ味とコストパフォーマンスの良さだ。そして食事の後はヤオコーで夕食の惣菜を買い求め、クラインガルテンやんばへ。惣菜を冷蔵庫に入れ荷物を置いて、彼のこの日のプラン四万温泉清流の湯へ向かった。40分くらいのドライブで着いた清流な湯はあいにく休館で、後から調べたら第4水曜日が定休日となっていた。次に向かったのが美人の湯として有名だと言う小野上温泉で、pH8.9と言ってたが、アルカリ性の効用も分からないカラスの行水派なのだが、つるつるとした湯肌なのだけは分かった。





温泉から戻り、奥様差し入れのチキンの煮込みや買ってきた惣菜を並べて宴会が始まったのが17:00。ピールと日本酒を飲みながら、八っつあん熊さん的な時事放談や自民党総裁選話と話の種は尽きることがなく、寝床を確保しての宴会は23:00まで続いた。そんな話の中で一致していたのはNO高市早苗だった。まぁ公平正確を期すとそれを1番主張していたのは私なのだが。元々HANADAやWillなどの論壇誌を基盤とする右保守層には抵抗を感じている。両雑誌で常に取り上げられるのが彼女で、今回の選挙期間中にも、日銀の利上げにアホ発言や、積極財政出動、総理になったら本田悦郎を日銀総裁に、との発言など問題外だった。安倍政権時代の消費税増税反対のリフレ派と称される本田悦郎や高橋洋一などの御用学者•エコノミストが彼女の応援団として付いているのも気にくわない。今回の総裁選を見ていて思うところが沢山あるが、ともかく高市総理が実現しないことになったので、この辺で止めとこう。





寝床についたのが、23時過ぎだったが習慣的に目覚めたのが4時半で、しばらくスマホで日経電子版や米株式市場のチェックをしていたが、5時過ぎには散歩に出かけた。2人はイビキをかきながら熟睡していた。40分ほど歩いたのがトップ写真の朝焼けの八ッ場ダムと、上の写真が近くの諏訪神社から見た朝靄のかかる山並みだ。朝食は奥様がタッパーウェアに入れてくれた、レタス、セロリ、胡瓜、トマトなどの野菜、梨、茹で卵などを盛り付け、畑の朝もぎミニトマトも添えて食べた。普段の朝食より豊かな内容だった。

朝食後はSさんの畑で収穫した玉ねぎ、ピーマン、ミニトマト、ゴーヤを頂き、それに加えてスコップを使ってネギを掘りお越して貰ってきた。カミさんが生て食べたピーマンが美味しかったと言っていた。





(ホテル櫻井)




そしてSさんが2日目の観光として企画していたのが、草津温泉千代の湯の時間湯だった。草津温泉独特の入浴法である時間湯が始まったのは江戸時代末期と言われ、明治10年代には現在の入浴法が確立されたと言う。ただ残念ながら9:30〜10:15の時間帯での入浴には先客がいて利用出来なかった。次の10:30〜11:15の時間帯は女性客だけの利用となっていた。時間湯については長くなるのでカット。そこで隣りの無料公営湯に入ってきた。温泉入浴の後は、11月6日、7日に予定している、35歳まで勤めていた会社仲間4人との旅行の幹事をしていることから、候補2軒のホテル旅館の下見に出かけた。どうもこのメンバーとの新年会などでは、何故か幹事役をつとめる事が多い。そして2軒廻ったが、Iさんが昨年泊まって良かったというホテル櫻井に決め、帰宅してからネットで予約した。ここは草津温泉での人気一位のホテルで、部屋が5人泊まれる次の間付きの広さと、夕食がバイキング以外にレストランでの会席料理があったのでここに決めた。若い時からの遊び仲間飲み仲間だが、さすがに歳を重ねバイキングや飲み放題でもなくなった。

そんなお二人に関係のない旅行の下調べに付き合わせて申し訳なかったが、直接現地を見ることでネットでは分からない部分が知れて良かった。もう一軒と比べ料金は一万円以上高かったが、それだけの事はあるだろう。帰宅してから4人にはメールで決定を連絡した。





草津温泉巡りの後は、前にも案内してもらった日本名水百選の(箱島湧水)を使った手打ち蕎麦の店(あづま家)で天もりを食べ、渋川まで送ってもらい帰ってきた。
いつもながらのお任せドライブ、観光案内と
お世話になりっぱなしだった。
62歳からの第二の職場の某金融機関で知り合った同年齢のお二人は何故か気が合う、なかなか得難いお付き合いだ。