一期一会

日々是好日な身辺雑記

ANAで隠岐の島へ

2023年06月11日 | 旅行
今日11(日)羽田空港9:15発ANAの便で米子空港に定刻通り10:30に着いた。ずうっと気になっていた隠岐の天気予報は昨日までは晴れマークだったが、今朝確認したら月、火が雲と傘マークになっていた。家を出る時は小雨降る天気だったが、米子は曇り後晴れという感じだった。到着した米子空港は米子鬼太郎空港となっていた。
フェリーの出る境港市は(ゲゲゲの鬼太郎)の作者水木しげるの育った所で、水木しげる記念館があり、JR境港駅から記念館までは水木しげるロードと名付けられている。
JR米子空港駅から境港駅までは30分くらいだが、その車輌も(ゲゲゲの鬼太郎)となっており、座席シートは目玉おやじが描かれていた。そして境港駅前にはマニアが沢山いて、男の子2人は鬼太郎のコスチュームの黒と黄色の横縞のちゃんちゃんこと赤い鼻緒の下駄を履いていた。今の子供達も読んでいるのだろうか。私は読んだことがないが、息子は小さなフィギュアを集めていた。







境港から隠岐の島へは12:00発の高速フェリー(レインボージェット)で1時間半、料金は6800円。普通のフェリーだと2時間半なので、かなり遠い。隠岐の島はトップ写真の通り、大きく2つに分けられており、隠岐の島町のある大きな島を島後(どうご)と呼び、本州に近い中ノ島•西ノ島•知夫里島の3つの主要な島からなる諸島を島前(どうぜん)と呼ぶ。

隠岐の島は後鳥羽上皇、後醍醐天皇が島流しにあった流刑の地として知られているが、本州から50kmも離れており、島影も見えない海を高速フェリーでも1時間半もかかるが、後鳥羽上皇などが島流しにあった鎌倉時代は帆掛け船だったのだろうか。それにしても後醍醐天皇はよく脱出したものだ。鎌倉幕府を倒し建武の新政を敷き、そして南北朝と、歴代天皇の中でも異色ではあったが。



13:30に隠岐の島の西郷港に到着。朝食を5時に取ってから何も食べてないので、売店のような所でサンドウィッチを買おうと思ったが無い。フェリーにも売店はなかった。勿論島にはコンビニはない。
諦めて観光案内所に行き情報収集。来る前に(地球の歩き方島旅 隠岐)を買い、ネットでも色々調べたが分からない事が多かった。島内移動手段、所要時間などなど、その距離感が掴めなかった。レンタカーを借りるまでもないし、島内バスもあるにはあるが、本数が少なく観光の足には使えない。そんな事でバッテリー付きのEバイクを借りることにした。料金は3時間のレンタルで2800円、普通の自転車ではアップダウンも多く大変だとのアドバイスに従った。
(船小屋群)

(Eバイク)

(玉若酢命神社)

(八百杉)

(本殿)


心配性のカミさんは出がけにも、自転車には気をつけるように言い、着いた頃にはまたLine で注意喚起メールをくれたが、そんな心配はご無用で、すれ違う車も、追い抜く車もなく、道路1人占め状態だった。

海沿いの道を1時間ほど走って、20棟ほどの船小屋が並ぶかっての漁村風景の残る集落に着く。途中道を間違えてないか地元の人に尋ねたかったが、人家もなく、歩いている人もなく、ようやくジョギング中の人に出会い確認できた。
初めて乗るEバイクは、下り道になると凄いスピードが出て、ビュビューという音がして、正に風を切って走る感じだ。

その後に廻った玉若酢命神社は、隠岐の総社として創建され、本殿は隠岐造りの建築様式で隋神門とともに国の重要文化財に指定されている。境内には樹齢2000年以上と言われる国の天然記念物に指定されている八百杉という杉の大木がある。
隠岐諸島には150以上の神社があると言われ、中には平安時代のものもあるらしい。
海を渡れば出雲なので、その影響もあるのだろう。

(隠岐ビューポートホテル)






サイクリングから戻ったのは16:30で、港が直ぐ前の隠岐ビューポートホテルにチェックインした時は、大汗をかいて飲まず食わずだったので、声も掠れていた。ホテルの自販機でお茶を買い、風呂に入り一休みする。
夕食はガイドブックや食べログでも評点が高い寿司店(八百杉)に行った。この店は要予約とあり、地元の人気店らしい。
カウンター以外にもお座敷もあり、18:30に行った時には既に団体客が2組ほど入っていた。

この店は前評判通りで、生ビールとともに取ったバイ貝の煮た物も大きく美味しかった。上にぎりも小樽で食べた寿司以来という美味しさで、大満足の夕食だった。
寿司は(一番好きな物を最後に派)なので、蟹味噌を最後に食べた。