一期一会

日々是好日な身辺雑記

FOMC利上げ決定

2015年12月17日 | 雑記



FRBは16日(日本時間17日未明)の米連邦公開市場委員会(FOMC)でFF金利の引き上げを決めた。
いつ上げるのという不透明感が消え、9年半振りの利上げが全会一致で決まった。
11月上旬頃まで、年内利上げなし来年3月の利上げを言うアナリストもいたが、
米国雇用統計等の経済指標が好調になり、12月利上げ予想が市場のコンセンサスになっていた。
政策金利を0.25%引き上げたのも、イエレン議長が(追加利上げも緩やかに引き上げ)に
言及するのも市場予想通りだった。

ここまでは予想通りだが、利上げによる緩和マネーの縮小と、マネーの流れの変化が
世界経済に与える影響と株式市場への影響は分からない。
分からない事へのリスクオフという意味もあり保有株式の整理を進めてきた。
いったん9月利上げに備えてMRF口座の待機資金を増やしていたが、
8/24、8/25と1,600円近く下げた時に、その翌日から3日連続でサンケン電気、
SCREENホールディングス、TOWAと買った。それについては下記のブログに書いてある。

大底?

それが?マーク通り大底ではなく、9/18のFOMCの利上げ見送りや中国の景気減速で、4日間で1400円近く下げた。
その8月末に買ったサンケン電気、TOWA、SCREENホールディングスも11/13には全て利益確定売りをした。
2ヶ月半の短期売買という事もあり、サンケン電気とTOWAはそれ程のパフォーマンスではなかったが、
SCREENホールディングスは560円で買い840円で売れたので50%アップという満足のパフォーマンスだった。
月曜日には塩漬け状態になっていたアンリツと東邦亜鉛を税金戻しの損切りをした。

そして利上げ決定の今朝のNYダウが、昨日に続いて大きく上げたのを確認して、
ミネベアと日本ゼオンを、昨日の終値にプラス5円での買い設定をして8:30に家を出る。
木曜日はテニスがあるが、その前にジョギングをする。
9:10頃にスマホで確認したら、日経平均が424円高、それぞれの株価も16円高、
24円高と寄付きからの高値で買いが成立してなかった。



それもミネベアは設定価格1,145円で約定し、日本ゼオンは終値が10円高だったので、
明日の下げ局面では約定するだろう。
ミネベアはiPhoneの来年出荷台数の減少予想レポートが報じられ右肩下がりの株価、
その他のiPhone関連銘柄の村田製作所、日本電産、アルプス電気も下げている。
日本ゼオンも英国子会社の清算で特別損失を計上し、16年3月期純利益下方修正で、
同じく右肩下がりの株価になっている。
50%アップしたSCREENホールディングスも、中国景気の減速による半導体装置低迷予想で、
8/19には年初来安値を付けていたのだ。

(人の行く裏道に道あり花の山)と思っているが、さてどうなるか。
利上げの影響を、もう少し見極めないといけないので、次の下げ局面まで買わない。
日銀短観等を見ると、来年の株式市場のパフォーマンスはそれ程でもないと思うので、
銘柄選別と買いのタイミングがより重要になる。
何も決められないOPECの制御不能で原油安も止まらない等、不安要素は消えない。
(休むも相場)を考え、下がり局面で買い向かえる待機資金を持ってないといけない。

ただNISA口座での買い期限が25日までなので何かを買おうと思っている。
NISAはその特徴から積立型投信に向いていると思うが、
手数料が高いのと、カミさんが毎月積立型の(さわかみ投信)をやっていたが、
投資としてのパフォーマンスが株式取引と比べ悪い。

そんな事で年間100万円の枠を株式でやるとすると、5年間積立の考え方で、
同じ銘柄を買い続ける方法が良いと思うが、5年間の成長を確信出来る企業は少ない。
アジアの成長を取り込める味の素やユニチャームは高過ぎてNISAでは買えない。

5年間でキャピタルゲインとインカムゲインが得られる可能性があるのは
みずほFGとあおぞら銀行かなと思っている。
あおぞら銀行は配当性向50%を基本方針に、年4回の配当で18円、
みずほFGは配当性向30%で7円50銭、株価からすると似たような配当だ。
どちらも通常の株式取引としては値動きが重く魅力のない銘柄だが、
定期預金に代わるNISA利用銘柄としては良いか。

次の買い候補銘柄は三菱電機、横河電機、積水化成、東ソーをウオッチしている。
ウオッチとは下げを待っているという事。
それと今日88円下げたiPhone関連銘柄の太陽誘電は1,500円まで下げたら即買う。
去年8/20に1,062円で買って11/14に1,364円で売っている。

いづれにしてもNISAの買いだけで、今年の買いは多分ないだろう。