女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

ゴミ屋敷になる前に。②

2018-02-16 22:31:50 | 日記

私が暮らしていた小さな築30年の一軒家には、

たくさんの物がぎっしり詰まっていました。

 両親が以前食堂をやっていたので、たくさんの食器もありました。

(なんで商売やめた時に捨てないんだぁ~!)


リフォームして一軒家に住み続けようと思っていましたが、

「ひとり暮らしにはマンションのほうがいいよ」

と友人たちに言われマンションに越すことにしました。

そしてマンションを探した時の不動産業者に、

家の売却もお願いしました。

するとすぐに買い手が決まり、

家の立ち退きの日が2か月後に決まりました。


ギャー、家のゴミどーすんの???」


週3回の燃えるゴミの日には、

60リットルぐらいのゴミ袋に7個ほど出しました。

一度に出せるのは7個が限度でした。

ゴミ奉行の角の家のおじさんが、毎朝ゴミをチェックしていましたから。

でも、出しても出しても家の物が無くならない。


ゴミは誰よりも早く出しました。

5時に出しに行くと、もうおじさんがウロウロしている・・・。

次のゴミの日は3時半に行きました。

ガーン!! またおじさんウロウロしている!!

おじさんの隙を狙ってゴミ収集場へ通い、

隣のゴミ収集場にも行きました。


家の物をゴミ袋に詰める作業に、感情はいりません。

ひたすら、ひたすら、黙々と、

できるだけいっぱい入るように詰め込みます。

母のかび臭い着物たち、

わたしと妹の小中学校のいろいろ、

わたしが撮ったポジフィルム無数、

ドンドン、ガサガサ、放り込みます。


2か月近く続けましたが、結局残ったものが多すぎて、

家の解体業者にゴミ処分を依頼しました。


あの大変な作業を経験して思ったことは、

掃除、整理整頓、ゴミ捨ては、まめにすること。

当たり前のことを、当たり前にできていなかったわたしです。

ひとりで暮らしていくのに、たくさんの物は必要ありません。


気を許すとゴミ屋敷はそぉ~と忍び寄ってきます。

テーブルの上に重なった未開封の郵便物や、

ソファに山盛りになった服、

ちょっとしたことがきっかけで、自宅がゴミ屋敷に変身します。

一度ゴミ屋敷になると回復は困難です。

そのときは頭にもゴミが溜まっているから。


ゴミ屋敷にさせないコツは、

ゴミ屋敷になる前に物を片付けることだと思います。





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2 コメント

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Unknown (goronyan)
2018-02-17 21:17:30
自分の宝物は他人にはゴミ!!
親の遺品整理しながらしみじみそう思いました。
なので、ちゃんと終活しなくっちゃと思うのですが、
やはりむつかしいです。
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Unknown (paku)
2018-02-17 22:17:08
goronyanさん

goronyanさんも遺品整理をされたのですね。
お疲れさまでした。
ここに越してきてから、物は増やすまいと思っています。
が、先週お給料日で、久々だったのでうれしくなり、春物のジージャン買ってしまいました
終活の道、厳しいぞー
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