女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

痛みを和らげる言葉。

2019-06-25 21:53:14 | 日記

きょうは胃カメラの検査でした。

かかりつけの病院には、内科のほかに胃腸科もあるので、

毎年この病院で検査しています。


6年前に当時住んでいる区から、ピロリ菌の検査の案内が来たので、

受けてみたら陽性でした。

血液検査後、胃の内視鏡で確認の検査をしました。

麻酔はせず、わたしもモニターを見ながらの、

生まれて初めての胃カメラ、

とても緊張してこわばっていました。

鼻から内視鏡を入れていたわたしは、

「怖い・・・」とつぶやいてしまいました。

「大丈夫ですよ」と看護師さん。

その言葉を聞いただけで、

すごく守られている気持ちになりました。


かかりつけの病院の看護師さんたちは、とても注射が上手。

痛がり屋のわたしでも大丈夫です。

「こちらの看護師さんの注射は痛くないんです。

ほかの所はすごく痛いのに」

「病院でしょ?本当ですか~」

「あっ、人間ドックの専門の所です」

「じゃ、看護師じゃないですね。検査の人でしょ、きっと」

「あっ、そうかもしれない。ずっと採血ばかりしていたから」

「看護師は痛みから意識を遠ざける言葉の技術があります。

でも、検査の人たちは採血できればいいから、

言葉の技術までは必要ないのかも」


そうか、そうだったのか。

この病院で注射がそれほど痛くなかったのは、

今まで看護師さんたちが、

患者さんの痛みを和らげる努力のおかげだったんですね。

怖くて注射針をみることができないわたしに、

「少しチクッとしますよ」

「もうすぐ終わりますね」

「はい終わりました」

と、何度も話しかけてくれていました。

わたしだけでなく、

注射をされる人みんなに話しかけているのでしょうね。


職場のロッカーを出るとき、

「あ~ら、きょうはカワイイじゃない、pakuちゃん」

いつもわたしの服装をチェックするYHさん。

ちょっと、うんざりしていたわたし。

すると後ろにいたIさんが、

「えっ~、bakuちゃんじゃないの?」

わたしの下の名前を音読みと訓読みで言い合うふたり。

そのすきを抜けてロッカー室を出ました。

「pakukoでございます~!」

と外から大声で言いうと、ロッカーから笑い声が聞こえて、

わたしも心が軽くなったような気がしました。

言葉って不思議です。



 


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-06-26 18:51:35
看護師は痛みから意識を遠ざける言葉の技術があります。

うーん
プロの言葉、カッコいいですね〜しみじみ

看護師は技能と言われる所以ですね。

同僚は、育休で休んでいた看護師の奥さんが復帰する際、注射の感覚を戻すために実験台になっだそうです。

注射は看護師の本領だとか
痛い看護師いますけどね涙
Unknown (paku)
2019-06-27 00:00:12
スナブキンさん

看護師さんたちの技術は様々ですね。ちょっと感激しました。
同僚の方のお話もなんだか心にしみますね

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