職場で昼礼が終わると、それぞれの持ち場に向かいます。
わたしは長い廊下を歩いて、
工事保守関係者や清掃関係者専用の
エレベーターに乗って地上に向かいます。
エレベーターに乗るのは6人、ほとんど毎日同じメンバーです。
きょうエレベーターに5人が乗り込みましたが、
いつも一緒のIさんがいませんでした。
でも、少し遠くに遅れて来るIさんの影が見えました。
「あっ、来ました」
とわたしが言いましたが、
「いいよ。どうせあの人でしょ」
そう言いながらSTさんは►◄のボタンを押しました。
IさんとSTさんは仲が良くありません。
そうだとしても、ちょっと意地悪じゃないの?
エレベーターの中にいた人たちは、なんだか笑っています。
わたしだけ1階で降りました。
うしろのエレベーターの中はまだ笑いの中のまま。
いつもならIさんも一緒に降りていました。
作業を終えて洗濯室へ行くと、Iさんが待ち構えていました。
「ねぇ、pakuさんに聞きたいことがあるのよ」
「なんですか?」
「エレベーターの中であいつ、
あたしを無視する様に言ったんだって?
もうね、OさんとNさんからは聞いてるのよ」
「言い方はちょっと違うけど、ま、そうですかね」
「ゔゔゔ~!まったくイヤなヤツ。絶対に許さないよ」
Iさん、とってもコーフン気味です。
そこへ、どーしたんですか?とSYさん登場。
「そんなひどいこと言うなんて、イヤなおばさんって呼びましょうよ!」
「そうでしょ!ホントにイヤなやつなんだってば!」
あ~ぁ、SYさん!
これ以上Iさんの炎に油を注がないで~。
退出のタイムカードを押してロッカー室へ行くと、
Iさんが自分の怒りを身近な人に大声で話していました。
「もうチーフにも言ったわよ」
その声はもう着替えを終えて、
ロッカー室の外にいるSTさんにも聞こえていました。
「あたしのこといろいろ言ってるよ」
とSTさん。
あしたはどうなるのでしょうか。
大変ですよ!きっと!
でも、わたし、心臓の検査で有休の予定です。
ちょっとした礼儀、少しの思いやり、
そんなに難しくないことを怠ると、
人の人の間に摩擦が生じるのでしょうね。
人生の終盤にいる職場の人たちに、心豊かな老後を、
もっともっと、真剣に考えてほしいと思っています。
それにしてもSTさん、きょうもタイムカードを押すとき、
ユニフォームの胸元ボタン外してました。
インナーも見えていた・・・💦
今日も楽しく?読ませていただきました。陰湿な内容でも、カラッとした感じで読めるのはパクさんの人間力なのでしょうね。
最近しみじみ思うのは、高齢者の方が人間関係の揉めごとを曝け出す人が多くないですか?
思う通りにならない身体能力のジレンマもあるのでしょうね。
お年寄り、特にご婦人達の話を聞いてると誰かの悪口
それも、かなり過激。
市民プールや足湯で遭遇します。苦笑
明日は、心臓の検査ですね。
病状が軽いことを祈ってます。
ホント、オバタリアンのパワーはおそるべしです。歳を重ねても心のひだは伸びっぱなしのようですね。
スナブキンさんも色々遭遇されているとは
わたしの心臓の圧迫感も、オバタリアンたちのストレスかもしれません