おととい『ホビット』シリーズの3部作を観に行きました。
午前10時から午後7時までの長時間です。
パンとおむすびと飲み物2本とアメ、そして腰用のクッションを持って出かけました。
わたしは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが大好きで、
15回映画館で観ましたが、15年ほど前、同じ映画館で3部作も観ました。
そのときの会場はほぼ満席でしたが、今回は3分の2ほどでしょうか。
30代40代の人たちが多かったです。
『ホビット』は、『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前の話で、
人間、ドワーフ、エルフ、魔法使いたちや、悪の勢力のオークたちが暮らしています。
ドラゴンに奪われたドワーフの金の王国の奪還の旅に、
ホビットのビルボ・バギンズが同行しますが、
前回の大戦で地下深く葬られたはずの、
闇の帝王サウロンが復活の予兆が現れ始めていました。
そのため旅の途中で様々な困難や戦いをしながら、
冒険の旅は続いていきます。
テレビの映画チャンネルでは観ていましたが、
大きなスクリーンで観ると、やはり迫力が違いました。
でも、わたしはその大迫力のシーンよりも、もっと心に響くシーンがありました。
ドワーフのキーリがエルフの女性戦士タウリエルに恋していましたが、
小柄で不細工なドワーフからの恋の申し出に戸惑いながらも、
少しずつ惹かれていくタウリエル。
3部作目の『決戦の行方』で戦いが終わったとき、
キーリはオークの刃に倒れます。
息絶えたキーリをタウリエルは腕の中で抱きながら、
―これが愛なら、愛なんていらない。消し去って。
お願いです。なぜこんなにも辛いの?ー
と、タウリエルは泣きながらエルフの王に尋ねます。
―本物の愛だからー
そう言われたタウリエルは、本当の自分の気持ちに気づくのです。
そして、キーリに口づけます。
ほんの数分のこのシーンは、何度観ても泣いてしまいます。
すっかり枯れ切ってしまっているわたしのフリーズドライの恋心が、
一瞬、柔らかくなりました。
『ロード・オブ・ザ・リング』のほうが、
ワクワク感や緊張感がずっと続くのでおもしろいのですが、
キーリとタウリエルの切ない恋を体感したくて、
『ホビット』を観たのかもしれません。
だんだん気温が下がって秋の気配を感じます。
犬たちの散歩で草むらに行くと虫たちの鳴き声がして、
なんだか、ちょっと、しっとりした気分になります。
切ない恋の感覚も思い出せました・・・。
before
↓
after
やっと、洗面所シンク下の整理が終わりました。
でも、あんまり代わり映えしません・・・💦