女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

静かな夜。

2021-03-17 20:11:27 | 老化現象・老後準備


左目の白内障手術を受けてきました。

眼科で受付をして、40分ほど瞳孔を開くため10分おきに点眼、

その後、瞳孔をチェックして、手術室手前の部屋で麻酔薬の点眼を2回、

その間、看護師さんとおしゃべりなどして、

手術着に着替え手術室へ入りました。

 

麻酔は効いているけれど、映像は見えるに違いないのだ、きっと。

メスが見えたらどうしよう、先生の目つきが恐かったらどうしよう、

そのことばかり考えて手術用の椅子に座りました。

椅子がほとんど床と平行になるよう動いていきます。

あぁ、もう逃げられない・・・。

左目だけが出るような顔用マスクで覆われて、

そして、目が閉じないような器具を装着し、いよいよ始まります。

(あっ、なんか、眩しい、眩しすぎるくらいだわ)

見えたのは手術用ライトが固まりになって、ブワーと光っているのだけ。

メスも先生の目つきも見えないまま、手術は10分ほどで終わりました。

「pakuさん、また明日ね」

少しの痛みと圧迫感がありましたが、

一番気にしていた見える恐怖はありませんでした。

 

家から2、3分の病院ですが、それはよかったです。

当日はお化粧はもちろんのこと、

洗顔後の化粧水や乳液やクリームも禁止です。

だから、朝のシャワーの後はいつも通りのお手入れをして、

病院へ行く前にもう一度洗顔しました。

いつもは煩わしいマスクですが、

シミとシワだらけのノーメイク顔を隠してくれました。

感謝、感謝、また、感謝。

帰るとき、眼帯が思っている以上に大きく頑丈だったので、

眼帯の上からメガネができませんでした。

強度の近視のわたしは、摑まれる建物や壁を頼りながら、

足元ばかりを見て帰宅しました。

家から遠い病院だったら、誰かと一緒でないと無理だったかもしれません。

 

犬たちの散歩も大丈夫と自信を持っていましたが、

片目の夜道で力の強い2頭をコントロールするのは無理だと思い直し、

今朝、犬たちをホテルへ預けました。

それも正解でした。

今夜はひとり静かに早寝することにします。

 

pakuガーデンも少しずつ色づき始めています。