きょう、仕事の作業を終えて、
事務所に帰る途中の道で仕事帰りのTちゃんに会いました。
Tちゃんの今の職場はわたしの事務所の隣です。
「pakuさ~ん」
「あれ?どうしたの?」
「今仕事帰りです。あの、みんなが怒ってるんですか?」
「えっ、どうして知ってるの?」
「この間Nさんに会って、みんながすごく怒っているって」
「そう、みんな怒ってるよ」
「こわいよ。こわいよ」
「みんなが怒るのも分からないでもないのよ。
来月に来るときはひとりひとりにちゃんと挨拶しなさいよ。
またお世話になりますから、よろしくお願いしますって言うのよ」
「でも、こわいよ。こわいよ」
「ちゃんと挨拶は絶対忘れないでね」
「・・・はい」
Tちゃんがその約束を守れるかどうか、それは分かりません。
でも、がんばってみんなに挨拶して、
大人への階段上ってほしいと思います。
わたしはきょうから、元のテーブル席に戻りました。
Sさんは自分がテーブル席に移動したので、
わたしがカウンターへ移動したと思っているようでした。
実際そういう気分もありましたが、
それよりもTちゃんを仲間外れにしようという計画に、
どうしても参加したくなかったのが本当の理由。
まず席に座る前にSさんに言いました。
「わたしが誤解していたようで、
Sさんにはイヤな思いをさせてしまいました。
きょうからまたこちらで座りたいと思います」
「そうしてよ。あなたがあっちにいると、あたしも気になるからね」
「申し訳ありませんでした」
Sさんの大人な対応がありがたかったけれど、
本心は分からない・・・。
でも、わたしの隣に座っていたTAさんは、
しばらくするとカウンターへ移動してしまったのです。
わたしの自分勝手な正義感は、
いろいろな人に少なからずの影響を与えてしまいました。
これでよかったのか・・・。
同じことを繰り返し、同じ思いの繰り返し、
いつまでも大人になれない65歳のわたしです。