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女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

ご恩は忘れません。

2021-11-06 21:04:41 | 日記

 

おとといはEちゃんと銀座で会う約束でした。

その前の日は遅くまでネットでいろいろと調べていたので、

ついつい、寝る時間が遅くなりました。

翌日は時間ギリギリの朝寝坊💦

慌てて支度をして、Eちゃんに渡す物は?、PASMOは?、

お財布は?、ハンカチは?、食後の薬は?・・・と頭で確認しながら、

持ち物を再チェック、よし!と思って家を出ると、

駅へ向かうバスもちょうど来たところ、

ラッキー!きょうは運がいいよ~、と満員のバスの最後に乗り込みました。

 

ドアが閉まってバスは動き出し、

そのとき、「あっ、マスク忘れた!!!」と思うより先に口走りました。

急いでハンカチをバッグの中で探してゴソゴソ。

するとわたしの横にいた中年の女性が、

「よかったらこれ使って」

と自分のマスクケースから1枚を取り出して渡してくれました。

「ありがとうございます」

そのときはそれしか言えませんでしたが、

終点で降りるその女性に、

「本当にありがとうございます。これよかったら」

とキャラメルを2粒渡そうとしました。

「あら、いいのよ。わたしもよく忘れるから、バッグに予備を入れてるのよ」

「え~、でも・・・」

「いいの、いいの」

わたしはその女性の腕をつかみながら言いました。

「ありがとうございます。助かりました」

そして深くおじきをしました。

 

満員だったバス、わたしはその女性をちょっと押しながら乗り込みました。

こんなイヤな女に、こんな親切をしてくれるなんて・・・。

わたしは満員バスの乗り方を反省し、

いただいた親切はいつかどなたかにお返ししようと思いました。

 

おとといのEちゃんとランチの後は、三好貴子さんの個展へ出かけました。

銀座の伊東屋にクリスマスの絵の新作が並んでいました。

三好さんの個展で使われていた額縁がとてもステキだったので、

色違いを買って、買ったポストカードを入れて飾りました。

ちょっと早い自分用のクリスマスプレゼント、

バスの出来事も手伝って、とても気持ちよく眺めています。

 

 

 


次の季節へ。

2021-11-03 22:25:57 | 日記

 

11月になりました。

ヒマだヒマだと言っているうちに、時間がどんどん過ぎてます。

8年前に買った水仙がずっと植えっぱなしでした。

去年からは花が咲かなくなって、今年の春に球根を彫り上げて、

そのまま放っていたら、あ~ら、芽が出始めてる💦 

慌ててきのう植えつけました。

狭いプランターの中でも球根は増えていて、きっとギュウギュウだったのでしょう。

たくさん球根ができていました。

ふたつのプランターに分けて植え、そこに入らないものは、

あした会うEちゃんに渡そうと思って、小さなプランターに植えました。

 

 

ハロウィンが終わったばかりで、クリスマスはちょっと気が早いかな・・・。

でも、玄関にリースを飾りました。

ためてあったリボンと100均のクリスマス用品でおととし作った簡素なものです。

それでもなんだか、ほっこりとうれしくなります。

去年は飾らなかったけれど、今年はいろいろ飾りたいクリスマス。

去年よりもちょっと気持ちが前向き、少しワクワクします。

 

 

ベランダのクレマチス、ビクトリアとフロリダの剪定をしました。

去年はフロリダがどんどん伸びていたので秋の剪定をしませんでした。

そしたら今年の春は伸びすぎてしまって手に負えなくなってしまい、

花の咲き方も乱れてしまいました(涙)

それで、今年はまだ伸びているフロリダでしたが、心を鬼にして剪定しました(笑)

そのまま捨てるにはちょっとかわいそうなので、

花瓶に挿して玄関に置きました。

来年はきっときれいに咲いてくれることを願いながら💗

 

 

今年残りの2ヶ月もあっという間に過ぎて行くのでしょうね。

次の季節の準備は早めに始めないと、何もしないうちに終わっている、

いつものパターンにならないように動きたいと思います。

もうすぐ67歳、未来の時間がたくさんあった若いころとは違うことを、

自分に言い聞かせているこのごろのわたしなのです。

 

おととしのビクトリアとフロリダ。来年もきれいに咲いてほしいなぁ。

 

 


けいこちゃんのしあわせ。

2021-10-22 22:42:48 | 日記

 

Eちゃんから横浜のイングリッシュガーデンに誘われました。

園内はハロウィン風になっているらしいのです。

ハロウィンの飾りつけを見て秋を感じてこようと出かけてきました。

ハロウィンが日本に入ってきたころ、わたしはもうすっかり大人。

わたしの周りには、子供たちや、ハロウィン好きな若者もいませんでしたから、

きのうはハロウィン初体験でした。

 

クリスマスは小さなころからあったような気がします。

でも、家が商売をしていたので、家族でクリスマスパーティはしなかったです。

近くのパン屋さんで、お菓子の入ったクリスマスブーツを買ってもらいました。

社会人になってからは会社のパーティ、友人たちとの会食で、

家族で過ごすことはありませんでした。

そして、今はクリスマスイルミネーションを見て、食事をするぐらいです。

結婚をして家族ができていれば、

もう少しアットホームなクリスマスを過ごしていたかもしれません。

 

わたしと妹は、商売に明け暮れる両親にあまり構われずに育ちました。

その当時は寂しさは感じていませんでしたが、

今思うとかわいそうな子供たちだったと思います。

小学校のころ、下校時間近くになって雨が降り出すと、

小学校の玄関には傘や長靴を持ったお母さんたちが、子供たちの迎えに来ていました。

うちは迎えに来ないのが分かっていたので、

学校の傘を借りて、妹と一緒入ってに帰りました。

舗装されていない道はとてもぬかるんでいて、

布の運動靴の中にまで泥水が浸み込んで、グチャグチャと音を立てていました。

長靴は持っていなかったと思います。

母が気がつかなかったのか、長靴を買うお金がなかったのか、

貧乏な家は珍しい時代ではなかったので、

我が家の暮らしをそれほど気にしていませんでした。

 

でも、ときどき、呼ばれて同級生のお家に行くと、

我が家との暮らしの差をはっきりと感じました。

ある同級生の家に行くと8畳ほどの和室に、七段飾りのお雛様が飾ってあり、

まぶしい思いでお菓子をいただきました。

また別の同級生の家では、フローリングの1階にホームバーがあって、

そこで背の高いイスに座ってジュースをいただきました。

緊張したのを覚えています。

そして、また別の同級生の家に行くと、簡素な引き戸を開けるとそこは土間、

そのすぐ隣に4畳半ほどの居室があるだけ。

台所はなくて、そこのおじさんが土間の七輪で炒めたモヤシを出してくれました。

さすが、これには、びっくりしました。

 

お金持ちの家を羨ましいと思うことはありませんでしたが、

質素な家でいただいたモヤシ、台所がなくてトイレは外。

これは相当ショックで、自分の家に生まれてよかったと思ったものでした。

お金持ちの同級生のことは思い出しませんが、

たしか、けいこちゃんっていう名前だった質素な家の同級生のことは、

ときどき、どうしてるかなって思います。

けいこちゃんはは学年で一番成績稼よく、

でも、とても暗くて、友だちがいませんでした。

名字のあいうえお順でけいこちゃんの次だったわたしは、

何かと話す機会があり、勉強も教えてもらいました。

自分の生まれ育った家、子供のころの体験、様々な思い出、

それらは、子供たちにどう影響していくのでしょうか。

今のけいこちゃんが元気で幸せに暮らしいることを願っています。

 

来週金曜日『ハロウィン KILLS』が公開されます。

ハロウィンシリーズは前作の『ハロウィン』だけを観ています。

それがとても面白かったので、その続編も楽しみです。

でも、期待しすぎはしないようにします。

『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は期待しすぎで、だいぶがっかりしたので・・・。

 

 


挨拶する人、しない人。

2021-10-17 22:05:29 | 日記

 

少し前、朝の犬散歩から帰ってマンションのエレベーターを待っていました。

エレベーターのドアが開くと、3人の小学生が降りてきたので、

「おはようございます!」と言うと、

「・・・」

「・・・」

「・・・」

わたしと犬たちの存在をまるで感じないかのように、3人とも通り過ぎていきました。

えっ・・・、と思ったものの、

きっと、あの子の親たちも、こんなとき挨拶をしていないのだろうと、

熱くなりそうな心に言い聞かせました。

 

そして、その日の夜7時ごろ、夜の犬散歩へ出かけるとき、

エレベーターホールで勤め帰りの女性に出会いました。

「こんばんは!」

「・・・」

年齢はちょうど朝の小学生の親世代。

う~ん・・・、なんだかね・・・。

道で見知らぬ人とすれ違ったんじゃないですよ。

同じマンションに住んで、顔を合わすことだってよくあることでしょ。

以前からこのマンションの人は挨拶をしない人が多いと思っていたけれど、

その日の朝と夜に起こったこの出来事に、心がモヤモヤしていました。

 

以前住んでいたところは一軒家で、

通りから1本入った私道の両側に昔から住んでいる家が多く、

ちょっとした村みたいでした。

ヌシみたいな人がいて、そのヌシ派みたいな人たち、

それらの人たちをうまくかわしながらいる人たち、

うちを含めた建売住宅の4軒は新参者。

父がそのヌシみたいな人によく指導(?)を受けていました。

お節介なのはちょっとイヤだったけれど、出会えば必ず挨拶をして、

困ったことがあれば、でしゃばるように助けてくれる。

いい意味でも、悪い意味でも、下町の暮らしでした。

 

ちょっと重苦しかった一軒家村の周りの生活が、

今のマンションに来て解消されると思うと初めは気が楽でした。

でも、挨拶をしない住人たちに頻繁に出会うようになって、

そのたびに心にモヤモヤが湧いてくるのです。

おはようございます、こんにちは、こんばんは、

それだけ言うこともできないって人間としてどーなのよ?

 

そして先日、朝の犬散歩の帰りにエレベーターから降りて来る小学生2人、

この間の挨拶スルーがあったのでわたしは黙っていました。

「おはようございます!」「おはようございます!」

「あっ、おはようございます!行ってらっしゃい!」

おはようございますと言われたときの、実にすがすがしい気分、

挨拶されるときってこんなに気分がいいものなんだと思いました。

いつも挨拶する側からだけしか考えていなかった・・・。

多分この間の小学生とは違う子たちだとは思いますが、

子供たち相手にムキになっていた自分がちょっと恥ずかしかった💦

無視されても、スルーされても、わたしは挨拶しよう、

挨拶は自分の気持ちの損得じゃない、

もしかしたら、スルーしている人たちも、

いつかわたしの挨拶に気分をよくしてくれるかもしれないなぁ。

そして子供たちには、わたしも社会の一員として、

わずかなお手本にもなれるかもしれないなぁ。

挨拶する人、続けていきます。

 

やっとフウセンカズラの風船ができました。

遅くに種を蒔いたのですが、来年はもう少し早く種蒔きしようと思います。

 

 


『イマドキの野生生物』

2021-10-14 19:46:22 | 日記

 

きょう、東京都写真美術館で開催されている宮崎学さんの、

『イマドキの野生生物』展に出かけてきました。

宮崎さんは永年にわたって野生生物の写真を撮り続けています。

先日、NHKの日曜美術館の再放送で、宮崎さんの最近の活動を見ました。

そんな折、同じ番組を見ていたMちゃんから写真展へ誘われたので、

ランチ付きならOKと返事しました。

 

30年ほど前には、宮崎さんの写真展や講演会に何回か行っていました。

宮崎さんの野生生物に対する情熱はすごくて、

あるときの写真展の懇親会でイナゴの佃煮が出されたときは、

びっくりもしましたが、納得する気持ちも強かったです。

全ての自然をありのまま受け入れる、

長野県の伊那で暮らしている宮崎さんには、

イナゴの佃煮は、おしゃれなクッキーよりも、

おもてなしの心が詰まっていたものだったかもしれません。

 

NHKで見た再放送の宮崎さんは、以前と少しも変わらずに、

精力的に撮影活動をされていて、神がかりのイメージはそのままでした。

あるとき、撮影していると、

野生生物たちが自分のレンズに気がついている・・・、そう感じた宮崎さんは、

赤外線の特殊センサーや小型ストロボなどを組み込んだ無人の自動撮影装置を開発して、

たくさんの作品を生み出しました。

当時、カメラマンが実際にシャッターを押さないなんて邪道だ!

という批判も多かったように記憶しています。

でも、作品の動物や鳥や昆虫たちには、生き生きとした生命の力強さを感じました。

 

今回の写真展の作品も無人の自動撮影が多くありました。

とくに冬に死んだ二ホンジカが完全に骨になるまでを、

7ヶ月にわたって撮影された20カットの作品には心を打たれました。

雪に埋もれていた1頭の二ホンジカの死は、

大小さまざまな生物によって食べられ分解され、

次の生命に繋がっていき、大地へと帰っていく。

そんな風に死んでいけたらといつも思っています。

でも、人間には無理、それならできるだけ静かに去って行きたい。

いつもにも増してそう思った宮崎さんの写真展でした。

 

 

ランチは『アンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ』

恵比寿はほとんど行ったことがないので、ネットで探していきました。

ナポリに本店があるというこのお店のピザは、ナポリ風の薄い生地。

30㎝以上もあるマルゲリータはMちゃんとシェアして、

アンティパストの盛り合わせも一緒にいただきました。

たいへんおいしかったのですが、2人でもちょっと多かった💦

わたしは少し残しました。

ホントに食べられなくなりました、悲しい・・・。