女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

ポンペイ2,000年前の暮らし。

2022-04-02 23:07:23 | 日記

 

先日『ポンペイ展』へ行ってきました。

あしたで東京の開催は終了して、4月21日からは京都の開催になります。

西暦79年イタリアのヴェスヴィオ火山噴火によって、

古代ローマの都市ポンペイが地中に埋まりました。

その当時の人々が使っていた道具、

フレスコ画、モザイク画、いろいろな像が展示されていました。

写真撮影がOKだったのですが、とにかく展示物のすばらしさに見入ってしまい、

1枚も写真を撮れませんでした💦

 

道具の精密さにはびっくりしました。

それに、ただの道具なのに、細かい装飾がなされているのにはさらにびっくり。

ポンペイの人たちのクリエイティブを追い求める気持ちが、

少し分かるような気がしました。

溢れそうになる創造力を押し止めることはできなかったのでしょう。

テーブルの脚はみなライオンの脚になっています。

今なら猫脚のバスタブみたいなものでしょうか。

 

モザイク画の細かさと美しさにも息をのみました。

もちろん、モザイク画だけに携わっていた人が作成したと思いますが、

あれだけの数を作るのには、何人の作家や職人がいたのでしょうか。

モザイク画の小さなピースの細かさ、色調の美しさ、

小さいものから大きなものまでどれも見事です。

一番大きなアレクサンドロス大王のモザイクは、

ナポリ考古学博物館で修復作業中なので展示はありませんでしたが、

実物大の画像が床に敷かれていました。

 

いろいろな像がある中で、アウグストゥスの胸像は印象に残りました。

ポンペイから少し離れたエルコラーノの出土とありました。

エルコラーノはポンペイのような大きな町ではなくて、

貴族の別荘や保養地の町だったようです。

この胸像をどういった意味で家に置いていたのでしょうか。

アウグストゥスと関係のある貴族だったのでしょうか。

とってもハンサムなブロンズのアウグストゥス、

レプリカでいいのでほしいと思いました。

 

13年前、ポンペイ遺跡に行きたくて、

南イタリアの世界遺産を巡るパックツアーに参加しました。

7、8か所を回ったと思いますが、

ポンペイ遺跡はとても印象深く心に残っています。

ツアーでは現地のガイドをつけなくてはならなくて、

英語で話すイタリア人ガイドの説明を添乗員が通訳するという、

ちょっとまどろっこしい説明でした。

でも、ポンペイでは、日本の女性がガイドをしていました。

ポンペイ遺跡に惚れ込んで現地でガイドをしているということでしたが、

言葉がすぐに分かるし、何よりも、説明がとても熱心でした。

ナポリ考古学博物館では、

「閉館まであと5分、まだ観られますから行きましょう!」

と言ってツアーのみんなを熱く誘導、

イタリア人の緩いガイドに慣れていたので感激しました。

2,000年前のポンペイの人たちが生きていたと実感できた旅。

そんなことも思い出したポンペイ展でした。

 

ポンペイ展お土産は『辻音楽師』と『猛犬注意』のマグネットを買いました。

 

 


疲れた・・・。

2022-03-28 22:35:42 | 日記

 

パートの仕事をしていたとき、3人で月に1度ランチ出かけていて、

わたしがパートを辞めてからも続いていました。

コロナ感染者が増えたので去年の12月が最後。

そのときは忘年会も兼ねて夜の食事会になりました。

それぞれのこの1年を話すのかと思っていたら、

最初から最後まで最近職場で受けているいやがらせについて、

熱く、熱く、Sさんが話し続けたのでした。

「それはもう無視するしかないよね」とNさん。

「でも、Iさんはおかしいですよね」とSさん。

「だって、Iさんは普通じゃなさそうだし、まともに受けたらダメじゃないい?」とわたし。

その日はその繰り返しでした。

「ちょっとすっきりしました。来月も楽しみにしています」

とSさんからLINEが来たので少し安心しました。

 

1月になるとコロナ感染者が増えたので、

ランチ会はしばらくお休みすることにしました。

すると、Sさんから職場のIさんの文句や愚痴のLINEが来るようになりました。

しかも毎回かなりの長文がいくつも・・・。

Nさんとわたしがさりげない内容で返信しても、

それは、とか、でも、とかと言いながら文句と愚痴が続きました。

だんだんと表現がヒートアップしてきました。

「Sさんエスカレートしてきてますね」

と返信しても変わらず長文で愚痴と文句が続きました。

Nさんは、がんばってね、とか、応援してるよ、とか返信していましたが、

もう、わたしはこれ以上やり取りは無理、返信せずにいました。

 

おとといSさんから個人あてのLINEがきました。

旅行のお土産を渡したいので会いたいと言うのです。

Sさんはわたしの家から自転車で30分ほどの所に住んでいます。

それで、地元のファミレスで会うことにしました。

でも、旅の話はちょっとで、また愚痴と文句が始まりました。

「Iさんの行動は絶対おかしいですよ」

「だから、変な人なんだからおかしいのは当たり前でしょ。

なんで自分がIさんのところまで降りて行ってイチイチ反応してるの?」

「でも、これ見てくださいよ。おかしいでしょ」

とIさんが会社宛てに提出した5枚の手紙の写真を見せました。

「なんでこんなもの保存してあるの?」

「これ見るとがんばろって思えるから」

「いや~、逆でしょ。こだわりが強くなっちゃうよ」

「・・・」

でも、なぜ、Sさんが会社の上層部宛の手紙を見ることができたのか・・・。

わたしは相づちを打つだけの聞き役にはなれません。

2時間半、Sさんとの話にとても疲れました・・・。

 

もうIさんには関わらないでほしいと言うSさん。

でも自分から関わっているように思えます。

問題の最中にいる人にとって冷静になることは難しいです。

わたしも勤めている間は、上司や同僚との摩擦で何度も感情的になりました。

感情的になればなるほど問題解決は遠のいて、

そして、問題にこだわっている間は辛く傷ついている。

Sさんには一歩引いた所で、今の問題を考えられるといいなと思います。

 

今朝の犬散歩で出会った道端のスミレ。きのうの疲れを癒してくれました💗

 

 


事故の目撃。

2022-03-14 14:08:41 | 日記

 

今朝、犬の散歩をしているときでした。

バーンという大きな音がしたので音のほうを見ると、

自転車に乗った人が乗用車にはねられて飛ばされて道路に落ちました。

小さな交差点ですがメインの通路の信号は赤になっていたので、

小さな道路から出てきた乗用車は青信号のため直進したのだと思います。

たぶん自転車は赤信号は気にせずに渡ったと思われます。

ま、それにしても乗用車の前方確認ができていなかったのでしょう。

 

道路に倒れた人は身動きしません。

事故を目撃したタクシーの運転手さんが、その人を歩道側に動かそうとしました。

すると、少し離れた反対側の道路から大きな声がしました。

「動かさないで!頭打っているかもしれないから!」

そう言うとその人はもう救急車を呼んでいました。

わたしは何もできずに現場を見つめていました。

 

「すごい音だったね」

と隣にいたおばさんが話しかけてきました。

「ええ、大きい音でしたね」

「大丈夫かしら」

「全然動きませんね」

「ここはあの道から出るとき見えにくいのよ。だから事故多いのよ」

「あぁ、そうなんですね」

「別の場所だけど、うちもぶつかって顔を10針縫ったのよ」

「えっ、ご主人ですか」

「そう、救急車でたらいまわしされて、病院に着くまで1時間半かかったのよ」

・・・自転車事故って多いんだ・・・。

事故のあった場所は犬の散歩でよく通る交差点で、

わたしも車が来ないときは赤信号でも渡っていましたので、

ちょっとヒヤッとした思いを感じました。

 

自転車の人も乗用車の人も、20代後半ぐらいの若い男性。

どちらがいいとも悪いとも言えませんが、

どちらも傷ついたことには変わりありません。

最近のわたしは、うっかりや、勘違いなどが多くなっているので、

今朝の事故に出会って、改めて気持ちを引き締めようと思いました。

それにしても、周りにいた何人かの人たちの迅速な対応に感心しました。

そして、いつもはテレビの前でダラダラ過ごすのに、

きょうはいつもよりテキパキ、テキパキと動きました。

テキパキがずっと続くとよいのだけれど・・・💦

 

 

 

クレマチスのツルがぐんぐん伸びています。

 

 


懐かしい風景。

2022-03-04 22:29:08 | 日記

 

映画を観るときに今のメガネでは、とても観ずらく感じていたので、

予備に持っていたメガネを遠方用の単焦点のレンズに替えました。

今年は無理かもしれないけれど、

来年ぐらいには海外旅行もできるかも・・・と期待を込めて、

古いサングラスもレンズを替えました。

 

暖かかったので上野のメガネ屋さんから合羽橋へ出かけてみました。

結婚式の引き出物の食器をフリマへ出そうと整理したら、

残ったものは無印良品と、化粧品会社のおまけでもらった食器ばかりでした。

化粧品会社のおまけの食器はわりと気に入っていますが、

無印の白い食器は無難すぎて、少し違うものが欲しくなりました。

カトラリーは全部バラバラで、フォークは無印良品、ナイフは母が大昔に買ったもの、

よく使うスプーンはその都度いろいろなものを買ってました。

なので、カトラリーセットも探したいと思っていました。

 

海外の人がいないこの時期の合羽橋はねらい目かもしれません。

それに平日の昼間とあって混雑はなし。

洋食器のお皿が欲しかったのですが、和食器のお店が多くてちょっと残念でした。

カトラリーはどのお店も同じようなものが並べてあり、

業務用のものはたくさんありましたが、

わたしが欲しいものはなかなか見つかりませんでした。

 

通りを歩いていると、昔ながらの金物屋さんが何店舗もありました。

どの町にも必ずあった金物屋さん、今は見かけなくなったなぁ。

小売りもしますが問屋さんなので、その品数と在庫数がすごかった。

買うものがなくても見ているだけで楽しいです。

そんな店舗の端っこにかごがたくさんあって、ちょっとコーフンしました。

端からじっくり見ていると、

「それいいでしょ」とお店の人に何度も言われましたが、

ちょっと満足度が低かったので今回は購入は断念しました。

 

人気の調理器具を扱っていたお店では、

YouTubeでみなさんがよく使われている柳宗理のトングを見つけました。

それを見てわたしも欲しいと思っていましたが、

合羽橋で実際に見てみると少し大きく感じましたし、

料理をそんなにしないわたしには、もう少し小さいものでいいのかと思いました。

 

いつもネットでの買い物が多いのですが、

今回はお店をまわって、お店の人に声をかけてもらったり質問したりして、

品物を手に取ってみることができました。

そんな買い物が普通だったわたしの若いころの、懐かしい風景に出会った気分でした。

仕事を辞めて引きこもりがちな時間が多くなっています。

自宅のPCを前に無言の買い物は便利だけれど、

探しながら歩き回り、お店の人と話しながら、品物を見て触る、

頭と足の老化防止のためにも、

そんな買い物を少し増やしていきたいと思います。

 

小さめの丼、持ち手つき汁椀、楕円の小皿2枚、木製のスープスプーン。

手持ち付き汁椀の使い勝手がとてもいいです。

 

 


初めてのクーリングオフ。

2022-02-26 23:00:44 | 日記

 

去年末にネットをS社に申し込んだとき、電話がかかってきたのは代理店でした。

それは電話の途中で代理店だと言う申し出があり、

わたしはそれでも契約できるなら構わないと思って契約しました。

長い契約内容を電話で話されましたが、なかなか頭に入って来ず、

メモを取りながら、何度も聞き直していました。

その後、S社とも4回ほど直接電話のやり取りがあって、

いろいろな書類が送られてきました。

 

今月初めに見知らぬ会社から、よく内容の分からない登録完了通知書が届きました。

問い合わせ電話の受付時間が過ぎていたので、

翌日、問い合わせのフリーダイヤルに電話すると、

1が解約、2が〇〇サービス、3が△△サービスとのメッセージ。

1の解約を選びましたが、それ以上進めません。

2と3は登録完了通知書に記載されている契約サービスはありませんでした。

3を押してオペレーターと話すことができましたが、それはこちらの担当ではないし、

こちらの電話番号はわたしがかけている電話番号ではないと言うのです。

お客様のサービスはこちらの番号にかけ直してくださいと言われましたが、

それはわたしがかけている電話番号なのです。

オペレーターにそのことを伝えても、こちらの電話番号は違いますし、

契約内容も担当ではないので分からないと繰り返すばかり。

仕方がないので電話を切りました。

 

翌日、その会社のホームページを見つけたので、

フリーダイヤルではない問い合わせ電話に電話をしてみました。

ホームページからログインしてパスワードを入力すると、

解約やその他の確認ができると登録完了通知書に記載がありましたが、

訳の分からない会社のホームページに入っていくのはイヤでした。

今度はナビダイヤルになっていましたが、仕方ありません。

でも、このナビダイヤルの係の人の対応もきのうとまったく同じ内容でした。

おまけに、きのうの係の人よりも高圧的、

契約内容は電話で話しているので、わたしが聞き逃しているのだと。

登録完了通知書には、S社と契約したときの代理店名が記載されていましたが・・・。

 

もうどうしていいかわからず途方にくれました。

それで、消費者センターに相談してみました。

初めはわたしが67歳ということなのか、わたしの聞き間違いや、

契約書の見間違いがないかと、何度も確認されました。

しばらく説明していると、

「あっ、それならそこにある書類を全部FAXするか、

書類を持ってこちらに来ていただけますか?」

地元の消費者センターは近くでしたから、すぐ自転車で向いました。

 

面談室で担当の人と話をしました。

「うん、これならクーリングオフしましょう。

じゃ、きちんとした住所を確認してみますね」

担当の人がしばらく席を外して戻ってくると、

「携帯電話からかけてくれないと住所は教えられないとか言ってます。

もう、ここにある住所に送りましょう。

念のため代理店にも同じものを送りましょう」

消費者センターの契約解除通知(ハガキ)に記入して、特定記録で郵送しました。

翌日、担当の人にその会社から、契約解除通知が届き次第、

クーリングオフの手続きをすると電話があったそうです。

 

きのうJ:COMが機器を撤去していきました。

ネットをS社に変えたのでJ:COMのネットと多チャンネル、固定電話を解約したのです。

中年の男性が30分ほどで作業を終えて帰りました。

「長い間ありがとうございました。またご縁がありましたらよろしくお願いします」

と丁重に挨拶されて、ちょっとびっくりしました。

なんだかよく分からない契約のことでいろいろあった後だったので、

日本企業の本来持っている真摯な姿勢を見たようで感激しました。

 

今回のことで、わたしが今まで知っていた対面・紙ベースの契約のやり方が、

もうすっかり過去のものになってきているなと感じました。

これから新しいものに契約するのはちょっと怖い気がします。

 

ベランダのフロリダのツルが伸び始めました。

あと2ヶ月もしたらこの白い花に出会えます💗