『[新装版]企業参謀』 (大前研一著、プレジデント社)を読む。
筆者の大前氏は、1975年・32歳のときに『企業参謀』、1977年・34歳で『続・企業参謀』を記した。それに1979年・36歳のときに雑誌プレジデントに書き下ろした『先見術』というコラムを加え、1999年「新装版」として本書を発売した。
29歳でマッキンゼーに中途入社してから、普段から経営に関して感じていたことをメモしておき、わずか3~4年でそれをまとめて『企業参謀』を書いたらしい。
「参謀」と言いながら「経営トップ」としての考え方を示している。非常にロジカルかつ定量的に書かれている。特に戦略計画のファーストステップが「目標値の設定」である所に共感が持てる。起業に関しては、個人的には「ビジョンの創出」よりも、「目標数値の設定」の方が重要だと思う(もちろん「ビジョン創出」が順番的には先にくるが)。今で言うロジカルシンキングの原点であるイッシュー・ツリーやプロフィット・ツリー、ボストンコンサルティングのPPMなども紹介されている。こういったフレームワークはずいぶん昔から用いられてきたんだな。
第1部(企業参謀)と2部(続・企業参謀)はもともと別の本だったので、合わせて一冊にしてしまうと内容が被っていて、構成的にきれいに流れていない部分もある。40年近く前に書かれたので、事例企業が知らない所だったり、時間軸のズレは否めない。それでも現代でも十分に通用する名経営書である。繰り返し参照していきたい。
筆者の大前氏は、1975年・32歳のときに『企業参謀』、1977年・34歳で『続・企業参謀』を記した。それに1979年・36歳のときに雑誌プレジデントに書き下ろした『先見術』というコラムを加え、1999年「新装版」として本書を発売した。
29歳でマッキンゼーに中途入社してから、普段から経営に関して感じていたことをメモしておき、わずか3~4年でそれをまとめて『企業参謀』を書いたらしい。
「参謀」と言いながら「経営トップ」としての考え方を示している。非常にロジカルかつ定量的に書かれている。特に戦略計画のファーストステップが「目標値の設定」である所に共感が持てる。起業に関しては、個人的には「ビジョンの創出」よりも、「目標数値の設定」の方が重要だと思う(もちろん「ビジョン創出」が順番的には先にくるが)。今で言うロジカルシンキングの原点であるイッシュー・ツリーやプロフィット・ツリー、ボストンコンサルティングのPPMなども紹介されている。こういったフレームワークはずいぶん昔から用いられてきたんだな。
第1部(企業参謀)と2部(続・企業参謀)はもともと別の本だったので、合わせて一冊にしてしまうと内容が被っていて、構成的にきれいに流れていない部分もある。40年近く前に書かれたので、事例企業が知らない所だったり、時間軸のズレは否めない。それでも現代でも十分に通用する名経営書である。繰り返し参照していきたい。
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