行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

ふん!寂しくないやい

2014-05-21 13:59:56 | 日記・エッセイ・コラム
昨日衣替えの事を書いたら今日は涼しい。雨も降っている。
 どうせ今日は外出する予定もないので、半袖の上に薄いカーディガンを羽織って過ごす。一度夏物で過ごすと少々寒くってももう 一度冬物は面倒だ。なるべく軽いものがいい。歳を食うと服の重さを感じる。
 自由業の強みで雨の日はなるべく外出しないと決めている。商売柄、外出時には書類を持っていることが多い。お客さんに印鑑をもらうための書類や、役所で取得した謄本や住民票等、大事な書類だが、気をつけていても水滴がかかる事がある。それもあって雨の日はどうしてもという用事がない限り外に出ない。
 こんな日、お客さんから電話でもあると良いのだが、残念ながらそんなに忙しくないので電話のない日も多い。加えて今、仕事のやり取りはなるべくメールでするようにしている。その方がお互いに記録が残るので便利だ。したがって余計お客さんとの会話がない。
 家庭内別居ではないが、結婚して、子供が出来て、その子供も社会人になって、つまりカビの生えるほど長い間一緒に居て、お互い頼る必要もなくなると、家族どうし強いて口をきく必要もなくなる。お互い様だが、女房や子供に対して昔は確かに持っていた「かわいい」という感情はいつの間にか全く無くなっている。不仲という訳では決してない。でも特に用が無ければ話もしない。すると家族との会話もない。
 結果として、こんな雨の日は時として一日全く言葉を発することなく過ごす。夜ベッドに入って、気が付くと今日口を開けたのは飯を食う時とあくびした時だけだという事になる。
 電気を消して、真っ暗な天井に向かって
 「ふん!寂しくないやい」
 などと独り言を言ったりする。