MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

シャルル・デュトワ指揮 スイス・イタリア語放送管弦楽団演奏会

2020-08-21 10:26:17 | 音楽夜話(クラシック)

21:05-23:00 14.05-16.00 BR-KLASSIK


ラヴェル: 組曲 「マ・メール・ロワ」


ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 op.15


ハイドン: 交響曲第104番 ニ長調 Hob.I-104 「ロンドン」
「ザロモン」


マルタ・アルゲリチ(ピアノ)
シャルル・デュトワ指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団
2019年9月9日 ロカルノ、聖フランチェスコ教会




「マ・メール・ロア」
マザー・グース。ラヴェルのお国物。タクトさばきも自然に思う。


放送交響楽団や放送管弦楽団などの、「放送局」系が持っている
団体のオケは、番組収録などもあり、色々な曲を演奏しなくてはならず、
その意味では、演奏レベルも高いのかもしれない。
知れてる指揮者のタクトならなおさら・・・。


アルゲリッチとの共演。


今回の実権はアルゲリッチなのではと思う。
デュトワは寄り添い合わせている感がある。
この曲の録音は多いと思う。


以前の録音


1超初期の録音あり。
2 小澤・バイエルン レーザーディスク(収録日不明)
3 1985年シノーポリ・フィルハーモニア
4 2005年 ラノヴィッチ指揮・スイス・イタリア語放送管弦楽団
5 2017年 小澤・水戸室内




調べただけでもこのように出てくる。手の内にしているレパートリーなのだろう。
今回はなかなか凄みのある演奏だと思われた。終楽章の追い込みなどは、
かなり気合のあるものに感じられたし。往年の彼女がそこにいた感じがした。


アンコール:シューマン/幻想小曲集 作品12 より 第7曲「夢のもつれ」




ハイドン: 交響曲第104番 ニ長調 Hob.I-104 「ロンドン」
「ザロモン」ともいう。


アンコール:
モーツァルト「フィガロの結婚」序曲 K492


交響曲の父ハイドンのロンドンで作られたうちの1曲という。
実演で、1-2度聴いたことがあった。
ハイドンのかっちりした、教科書のような作品というイメージが
残った。オーケストラ・トレーニングにはハイドンという話も
あるが、その面白みを知るとハマるらしい。


フランス物とも違い、ドイツ物とも違う、イギリス物。
どう振り分けるか。デュトワのレパートリーも広いので、
危なげない演奏。イギリス物らしく、何かジェントルな感じ。


デュトワは、指揮中に声の出る人だったか・・・。
以前、N響と「運命」演奏中に、時折声が出ていたような記憶も
あるのだけれど、今日のは何かのきっかけとかに声が出ていた。
ハイドンは顕著だった。


アンコールの「フィガロの結婚」序曲も明るくすがすがしく終演に。


8月17日 THE TRAD TOKYO‐FM 15:17~25分間 夏のギター・ソロ特集。

2020-08-21 07:41:16 | 音楽夜話(FOLK  BLUES  J-POP
8月17日 THE TRAD TOKYO‐FM 15:17~25分間


ギターマガジン共同企画。


クルマで聴いてた。耳が引っ張られた(笑)。


夏のギター・ソロ特集。(曲の中の至福の16小節)


夏を感じさせるギターソロ。


ギタリスト:大村憲司
大貫妙子「Summer Connection」......『SUN SHOWER』(1977)
行間がある。情景が浮かぶ。




ギタリスト:山下達郎
山下達郎「LOVE TALKIN'(Honey It's You)」......『FOR YOU』(1982)


ジェットサウンド(エフェクター効果)。加工したサウンド。
モジュレーション系音色。70年代ブラックミュージックに使われてた。
熱量感じられる音色。キンキンのビールが合う感じとでもいうのか。
夏の夜、ヒリヒリした感じ。




ギタリスト:大村憲司 (番外)
山下達郎「SOLID SLIDER」......『SPACY』(1977)


ソリッドスライダーゲーム(笑)楽屋で、誰かが「ジャ・ジャ・ジャ」とイントロを歌いだしたら歌わなければならないというバカバカしいやり取りをしていた。
ギターがしゃべっているというようなソロ。編集長権限でいれた。(この曲は夏ではないかも)


ギタリスト:
センチメンタル・シティ・ロマンス「暖時・くつろぎ」......『センチメンタル・シティ・ロマンス』
ヒルの2時ごろの感じのソロ。カントリー調。ビール!!。


ギタリスト:
久保田麻琴と夕焼け楽団「初夏の香り」......『ハワイ・チャンプルー』(1975)
夕方5時過ぎの感じ。無国籍系。細野晴臣系の感じ。Hawaiiがキーワード。
エレキのペダルスチールのようなニュアンスを出している。情景が浮かぶ。


ギタリスト:鈴木 茂
大滝詠一「Water Color」......『NIAGALA TRIANGLE Vol.2』(1982)
とろけていくようなそろ。あとは寝るだけ。夏はあまり関係ないか・・・。


曲間のソロといえども、いい仕事してますね。改めて、セッションギタリストの
凄さを知りました。




■夏シティ・ポップのギター・ソロ。厳選35フレーズ。


大貫妙子「Summer Connection」......『SUN SHOWER』(1977)
山下達郎「SOLID SLIDER」......『SPACY』(1977)
山下達郎「LOVE TALKIN'(Honey It's You)」......『FOR YOU』(1982)
山下達郎「The Theme From Big Wave」......『BIG WAVE』(1984)
大滝詠一「君は天然色」「雨のウェンズデイ」「スピーチ・バルーン」......『A LONG VACATION』(1981)
大滝詠一「Water Color」......『NIAGALA TRIANGLE Vol.2』(1982)
鈴木茂「コーラル・リーフ」「ノアノア」、山下達郎「キスカ」......『PACIFIC』(1978)
高中正義「SWEET AGNES」......『TAKANAKA』(1977)
高中正義「Blue Curasao」......『ON Guitar』(1978)
高中正義「憧れのセーシェル諸島」......『Seychelles』(1976)
松田聖子「南太平洋~サンバの香り~」「ブルーエンジェル」......『SQUALL』(1980)
松田聖子「あ・な・たの手紙」......『Silhouette~シルエット』(1981)
松田聖子「ひまわりの丘」......『Pineapple』(1982)
PIPER「Shine On」......『Summer Breeze』(1983)
村田和人「一本の音楽」「やさしさにGood-Bye」......『ひとかけらの夏』(1983)
細野晴臣「HURRICANE DOROTHY」「熱帯夜」......『TROPICAL DANDY』(1975)
久保田麻琴と夕焼け楽団「初夏の香り」......『ハワイ・チャンプルー』(1975)
前田憲男とティン・パン・アレー「Wave」......『Soul Samba』(1977)
竹内まりや「ホールド・オン」......『UNIVERSITY STREET』(1979)
森園勝敏「Jasmin」......『4:17p.m.』(1985)
SAFARI 「All Right In the Night」......『SAFARI』(1984)
佐藤博「チョイト」......『Time』(1977)
センチメンタル・シティ・ロマンス「暖時」......『センチメンタル・シティ・ロマンス』(1975)
センチメンタル・シティ・ロマンス「ステキッスキップ」......『シティ・マジック』(1977)
南佳孝「月夜の晩には」......『忘れられた夏』(1976)
東北新幹線「Summer Touches You」『THRU TRAFFIC』(1982)
角松敏生「Sea Line」『Sea Is A Lady』(1987)