MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ディスカバー・ビートルズ サマースペシャル PART4

2020-08-15 22:30:12 | 音楽夜話(ロック)
ディスカバービートルズ PART4


 ゲストコーナー 杉 真理 星加ルミ子さん(音楽評論)。


ミュージック・ライフ編集時代4年目。
ビートルズに会う努力の時。


おいそれとは外国に行けない時代。1965年1ドル360円の時代。
ジャーナリストの特別枠を使う。
エプスタインのOKをもらう事が絶対条件。


手紙は1週間かかる。行って1週間、戻って1週間。


電話は海底ケーブル。(時差がある)相手は朝。こちらは夜。


インタビューはダメ。なぜなら世界中の一人のジャーナリストに
OKしたらみんなOKすることになるので断っている。
埒が開かないので、イギリスにいって交渉することにする。


ロンドンに行く。ノーをイエスにすること。


相手が「ビートルズに会わせることをノーといわない」お土産を
考える。、世界に売れた、黒澤明(7人の侍)・・・。をイメージ。


日本の「刀」をお土産にする。


本物かどうか?「中刀」長いもの5本。紙袋で飛行機の機内持ち込み。
本物かどうか真意は今もわからない。


1度目はダメ。2回目に会ったとき、刀を渡した。彼の心をつかむ。
泣き落としで、会うまでは帰れない。会わなければドーバー海峡に
身投げする。押しに押す。3週間いた。
ニューヨークに立つ前、EMIスタジオで30分。結局3時間話す。
気さくな若者。同じ年くらいのこと。着物姿で会った。
初めてみる着物。ジョージが、いつも着てるのか。この太いベルトは何か。
質問攻め。


質問状。
4人への質問状。英語の質問状の回答を4人が書いた。
面白い質問もあった。


音楽の話。レコーディングの話。「涙の乗車券」を録音していたが。
コンソールから涙の乗車券が聞こえていた。
帰ってきたときには発売後だった。


ミニチュアの鉄兜4つ。4人分持っていった。エプスタインの刀。
写真あるが自然体・普段着の写真。これ以上のものはない。
4人の表情がとてもよい。6月15日。


番組
M15  「涙の乗車券」(ヘルプ!)


66年来日。4日目に会う。10階の部屋。
ぶち抜きの部屋に、おみやげ物や市を出している。
ジョージのカメラをカメラマンが選んでいる。
ポール着流し。シルクの着物。ジョンの半纏。
日本側が持ち込んだ、ステレオセットで、民謡の
レコードを聴いている。


アイ・アム・ザ・ウォーラスと民謡「さいたろう節」~
「エンヤー・トット」。リズム。影響を受けたか・・・。
それをジョンに聞く機会を逃した。
「絵をかいている4人」。捨てる絵をもらった。
が忘れてくるが。1枚ずつ出てくる。あと2枚は見つからず。


アメリカ公演同行・シカゴ。記者会見。聴きたい人のところへ行って
インタビューする。「ジョンのキリスト発言」。身の危険もあった。
記者会見ではポールが弁解していた。
リンゴが気を使う。ポールのところ暇そうだからいったら
というリンゴ。いい人だった。ホテルにビュッフェがあって、
たまたま、リンゴがいて食物を皿にサーブしてくれた。






日本来日時に使われた曲。


番組
M16  ミスター・ムーンライト(ビートルズ・フォーセール)




レコーディング見学。
67年・夏エプスタイン逝去。


マジカル・ミステリー・ツァー撮影後、秋、スタジオでの取材。
レノン・マッカートニーの制作場面。ジョージとリンゴも
寄ってきて、話聞いてる。録音前の打ち合わせ的な、ミーティングから
「フール・オン・ザ・ヒル」へ。
リハーサル状態で、そろそろ行こうかと、パートのことを
考えていたか、いきなり録音が始まる。曲つくりの面白さ。
ポールのピアノから曲つくりが始まる。間奏はリコーダーがいいのでは
と入れてみる。リハしてG・マーチンが、そろそろ行こうかというと、
突然、録音が始まり・・・4人の感覚で作られる曲たち。


番組
M17  フール・オン・ザ・ヒル(マジカル・ミステリー・ツァー)
リコーダーも特別に聞こえる。
民族的な衣装やひげ生やしたりしている。
BBC放送。マジカル・ミステリー・ツァー。
放送権料高い。たまたま、ポールに会って、放送権料
高くて買えないということをいったら、関係者に電話して
会ったら1/3くらいの値段で買えた。
日本で見られた。
ポールに足向けて寝られない。


ビートルズの魅力。本当に好きでなければこんなに話せない。
曲の良さ、気持ちの良さ。キャラクターの良さ。思った通りの人。


私の好きなビートルズの曲
番組
M18  オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ(ザ・ビートルズ ホワイト・アルバム)


そこにタイムスリップした感じの話がいい感じ。


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検証ビートルズの定説。


定説:ビートルズは譜面が読めない。
検証:ビートルズは譜面が読めないというのは本当だろうと思う。


「楽譜は読めなくても音楽は作れる」。
バンドの場合は、曲を頭に入れた方が抜けない(忘れない)。
その場で覚える。作者は自分が作っているので書く必要がない。
頭の中にあるから。


定説: ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の「アー問題」(ア・デイ・イン・ザ・ライフ)の曲中の「アー」という、コーラス部分を歌っているのは
ポ-ルなのかジョージなのか、ジョンなのか。


検証: 和田)ポールだと思う
    杉 )ジョージではないか。(なにも参加しいてないから)
                結論出ず宿題。


定説: 「イン・マイ・ライフ」ジョンの曲。
     ポールが作ったという説がある。


検証: いろいろな説があり、確定できない。作詞はジョンだと思う
    メロディーはポールが意見した可能性がある。
    エリノアリグビーは作詞がジョン手を貸した。曲はポールか。宿題


定説:歓声で歌声が聞こえない。


検証:当時PAシステムがない。スタジアムでドラムは生音で遠くで鳴ると
   聞こえないと思う。歌声は聞こえないというのはあると思う。武道館などは
   屋根がある分反射したりしてそれはそれでやりにくいと思います。


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リクエスト
M19  ディア・プルーデンス(ザ・ビートルズ ホワイト・アルバム)




あなたが好きなビートルズのメンバーは?


1JOHN ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー
2PAUL へイ・ジュード
3GEORGE サムシング 
4RINGO イエロー・サブマリン

結果
4位リンゴ イエロー・サブマリン
3位ポール ヘイ・ジュード
2位ジョン ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー
M20 1位ジョージ サムシング(アビー・ロード)

全投票数 33,000票。

ザルツブルグ音楽祭 リッカルド・ムーティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会

2020-08-15 19:52:16 | 音楽夜話(クラシック)
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125


アスミク・グリゴリャン(ソプラノ)
マリアンヌ・クレバッサ(アルト)
サイミール・ピルグ(テノール)
ジェラルド・フィンリー(バス)


ウィーン楽友協会合唱団
リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2020年8月15日 ザルツブルク、祝祭大劇場から生中継




ザルツブルグ音楽祭のマチネでの第9。
日本の冬の風物詩の第9なのだけれど、こちらではそうそう
演奏機会もないという話を昔聴いた。夏場の第9も珍しくない
とのこと。だから日本のオケの方がこの曲に関してはうまいの
ではないかという話も聞いたことがある。
今年はムーティー氏がウィーン・フィルを振っての第9だそうだ。
昼間の演奏会どのように進むのだろう。


こちらは、夕方15日18時~20時(向こう15日11時~13時)。
お祭りのための曲なのだろうか、1~3楽章までは、緊張感などは
日本のオケの方があるのではというような感じの演奏だった。


スタートが遅いか・・・。終楽章に入った。独唱者が歌い始めると
オケの反応が変わった。楽器同志だけの時と歌が入ると、気を遣うところも
違うのか、緊張感も高まり、歌手のテンションが、楽器奏者に伝わり、
演奏が締まってきた、ソプラノの声も美しい。久々このような美しいソプラノを
聴いた。合唱も分厚くある意味一時代前の演奏を聴いているような感じもする。
今は古楽からモダンまで、色々なアプローチがあるから、何かレトロな演奏風景を
イメージしてしまう。しかしながら、気は入っており、独唱・合唱とも伝わるものが
あった。何か、胸に迫るようなものが聴かれた。あの1~3楽章は何だったのか・・・。
終わりよければみなよろし。ブラヴォーがかかる。会場が沸く。一仕事終わった。祭りはまだ続く。



Oscar Peterson (Piano) 1925-2007年)生誕95周年.

2020-08-15 18:05:19 | 音楽夜話(ジャズ)
Oscar Peterson (Piano)  1925-2007年)生誕95周年.


我々が若かった当時、カナダで有名なピアニストは
オスカー・ピーターソンとジャンルは違うけれど、グレン・グールドだった。


クラシックでは、その後、知っているところで、


マルカンドレ・アムラン(超絶技巧派) アンジェラ・ヒューイット(一時期バッハ演奏で頭角を現した)


ジャズ系では・・・。
ギル・エヴァンス ダイアナ・クラール ポール・ブレイ


ポピュラーでは
アンドレ・ギャニオン フランク・ミルズ(古いか・・・)。


結構いますね。


オスカー・ピーターソンは、評論家の故 いそのてるお氏が、
故 世良譲(p)さんのステージでMCを務めていて、
世良氏にピアニスト弾きマネをさせてのお遊びタイムを
やったラジオ収録番組があって、そこで、いその氏が○○というと、
そのピアニストの特徴をまねて弾きマネを一節やって次のピアニストの
弾きマネに続くということを延々とやって、ひと時遊ぶというコーナーが
あった。


その時、モンクだとかガーナーだとかテイタムとかパウエルとか
やった後でたしかピーターソンも弾いたと思う。
オクターブのユニゾンの速弾きで、おぉ~、うまいと世良氏の演奏に
耳を傾けた体験があった。


その時、オスカー・ピーターソンを知った。ピーターソン自体は、
幼少のころからピアノを弾き、練習も数多くこなしたという話を
聞いたことがあった。技巧派で、身上は「明快でハッピーな演奏」とか。


確かに、アルバム数も多く、その時代での名盤も多かった。
「感心するけど、感動しない」と、とらえる人は聴かないかもしれない。
技巧に走ると、JAZZの面白味に欠けると取れる人もいるので、
彼の面白味をとらえるのは「明快でハッピー」ではあるけれど、
その路線に乗りにくいのはあるのかも知れない。


我々の時代は、オーディオ・チェック・レコードの1枚に「プリーズ・リクエスト」
(ウィ・ゲット・リクエスト)があった。弓弾きベースの音がどうとか
シンバルの鳴りがどうとか、かまびすしかった。


個人的には「酒バラ」のレイ・ブラウンのベースに心酔してしまい、これ1曲で「買い」の
レコードになってしまった。


後、ピーターソンでは、ジョー・パスとのDUOライブ(パブロ)2枚組がすごかった。
ドラムスがどこか隠れているのではないかとDJが言っていたのを覚えている。
たしか、CDにもなっておらず、その後、放送でも聞くことはない。
個人的に、幻のアルバムになっている。しかしながら、スポティファイにはその音源があった。一安心。


でも個人的には、オスカー・ピーターソンのアルバムは何枚か持ってたり聴いてたりする。
故人ではあるけれど、それほど音数の多くない、VERVE時代のものを時折聴いてたりする。
これは今後も続くと思う。「明快でハッピー」を時々分けてもらいにいく。

ルツェルン音楽祭2020 LUCERNE FESTIVAL ORCHESTRA 1 Herbert Blomstedt Martha Argerich

2020-08-15 15:37:42 | 音楽夜話(クラシック)
ルツェルン音楽祭2020 LUCERNE FESTIVAL ORCHESTRA 1
LUCERNE FESTIVAL ORCHESTRA | Herbert Blomstedt
Martha Argerich




ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 op.15


同:交響曲第2番 ニ長調 op.36
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮ルツェルン祝祭管弦楽団
2020年8月14日 ルツェルン、ルツェルン文化会議センターから時差中継




ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 op.15


ハイドンのような軽く明るい1楽章、落ち着いた緩徐楽章、はつらつとした終楽章。
アルゲリッチ・トーンは健在。ブロムシュテットもぶれないし。こんなベートーヴェンも
ありなのかも。指揮者やオケを変えて、何回か録音している。個人的には
魅力的な曲なのかもしれない。


交響曲第2番 ニ長調 op.36
ブロムシュテットはドイツシャルプラッテンに廉価版の全集があった。
入門にはありだろうという演奏だったけれど、曲を知ったり深めるには
いい教材だったと思う。3番以前はなかなか触れる機会もないかもしれないけれど、
ツェルン祝祭管弦楽団の明るい音色が、この曲にはあっているような
気がする。多分、老獪な指揮者の指示に従いながらもベートーベンの何らかを
体感しているのかもしれない。熱の入った演奏だった。



ロリン・マゼール指揮バイエルン放送交響楽団演奏会

2020-08-15 15:36:15 | 音楽夜話(クラシック)
ロリン・マゼール指揮バイエルン放送交響楽団演奏会


01:05-03:00 18.05-20.00 BR-KLASSIK


ブラームス: 交響曲第3番 ヘ長調 op.90
常任指揮者になる前の演奏。彼なりの演出が所々に
見え隠れし、それはそれでまとまりもあり効果をあげている。
巨匠的なテンポのつくりもあったりするけれど、色々な
ブラームスがあってもいいいじゃないかと思う。
楽器は鳴っているけれどうるさくはない。
情緒的すぎない代わりに、食い足りないと思う向きもあるかもしれない。
感じ方はいろいろだけれど、 彼のブラームスの在り方は
当時、こんな感じだったということが聴けた。


ラヴェル: スペイン狂詩曲
ドイツ物と違ってフランス物はその情緒的というところを深堀しなくても
済みそうなところで、ある意味気が楽だったりする。情緒的なラヴェルという
表現はあまり聞かないし、そういう音楽でないのかもしれない。
その意味で彼の演奏は違和感なく聴けたりする。


同: ボレロ
70年代フィルハーモニア管13分台と速いテンポで演奏されていた。
ウィーン・フィルとの共演盤では、それよりもずいぶん遅い演奏と聞いているが、
最後のところでテンポをいじったりしてのデフォルメというか演出があるようだ。
この演奏も、アルバムのウィーン・フィルほどではないにしても、ちょっとした
演出は入っていた。この演奏は15分近かった。


アンコール
ビゼー:アルルの女第二組曲:ファランドール。
終盤にかけての集中と盛り上げは凄かった。終演後の聴衆の盛り上がりも凄かった。
彼のアイデアの発露は枯れておらず、当時も脈々と湧き出ていたようだ。


ロリン・マゼール指揮バイエルン放送交響楽団
1991年7月13日 インゴルシュタット、州立劇場