MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

「タモリのジャズ特選」より。おすすめ盤

2019-08-04 11:37:30 | 音楽夜話(ジャズ)
「タモリのジャズ特選」より。

80年代の再放送より、番組内で流れた別バージョン。
メルトーメの回より。

アート・テイタム(p)
ライオネル・ハンプトン(Vib)
バディー・リッチ(ds)

普段なら顔合わせそうにないメンバーだと思うけれど、
50年代は何でもありで、成立したんだろうな。
テイタムのピアノはもとよりハンプトンのヴァイブも
冴え冴えしている。リッチのブラッシュ・ワークも
トリオを支えている。
ハンプトンが表で、テイタムが裏に回った時の
ピアノの動きも要注意。おぉ~と思うかも。

タモリ氏のアルバムは「金に飽かせて集めたジャズ盤」と
言うだけあって、もしかすると、クレフレーベルの1955年
オリジナルかも。今になっては、再放送とは言え、
リイッシューが、1975年にパブロ・レーベルから
出てはいるもののどうだろうか。
これはyoutubeのものだから、どの盤からUPされているか
わからない。

ArtTatum, Lionel Hampton & Buddy Rich "What Is This Thing Called Love"
https://www.youtube.com/watch?v=6vAofAySoQo


ジョニーハートマンの回より。おすすめ盤
ジョン・コルトレーン(ts)

ジョニー・ハートマンとは、アルバム制作もしている。
コルトレーン&ハートマン。これも名盤です。(注)


コルトレーンはアドリブの方法を変えたアーティスト。
コードに沿ったアドリブから、好きな音列を見つけパターンを
発展させるものにした。
ピーターソンがコルトレーンに対して何でステージで練習するのか。
というようなアドリブ構成だった。ピータソンがほめたのはビル・
エヴァンスのみ。それ以外はイモだったとか。
コルトレーンの前と後はアドリヴの仕方が違う。影響を受けない奏者はいないとか。

M3 持参はオリジナル盤。タモリ:これぞと思うものは2枚買う。

「ソウルトレーン」より、ロシアン・ララバイ

ジョン・コルトレーン(ts)
レッド・ガーランド(p)
ポール・チェンバース(b)
アーサー・テイラー(ds)


youtube動画はオリジナルと違います。
John Coltrane - Russian Lullaby
https://www.youtube.com/watch?v=Ux2qH8CMVr4

こういう名盤のオリジナルはコンディションが良ければ
必然的に高価。

バド・パウエル(p)「JAZZ GIANT」

2019-08-04 08:19:46 | 音楽夜話(ジャズ)
バド・パウエル(p)「JAZZ GIANT」
 

本当に久しぶりに、パウエルを聴いた。
高校時代の担任からジャズを教えてもらい、
先生はパウエルが好きだとおっしゃってた。
たぶん、このアルバムも聴かれていたことだろう。

たぶん彼がジャズ・ピアノの一端を担っていた頃の
演奏だし、このアルバムの右に出るものはそうは
無いだろう。

もしかしたら、若き日の秋吉敏子女史が、横浜の
ちぐさで、このアルバムの曲を耳コピしていたかも
しれない。

このアルバムの演奏は並みはずれてるし、アドリブも
無限に出てきそうな気にさせる。ピアノのアドリブ・ラインも
無駄がなく聞こえるし、音楽として当然成立している。

いくら言葉を重ねても、言い尽くせない凄さがある。
彼の頭の中のインスピレーションにあふれた音楽が、
指先に直結している様で、その凄さは他に見聞きする
事が出来ない。ワン・アンド・オンリーのアルバム。

Bud Powell Tempus Fugit Jazz Giant 1950
https://www.youtube.com/watch?v=oMkj3UHcBVo&list=PLdnp-9xlnRnhWTZGZ2KpjbvTGSmF1ZR0I&index=1