MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ビル・フリーゼルのギタ-

2019-08-07 14:38:54 | アコースティック・ギター・トリップ
JANGOを聴いていた。ビル・フリーゼルが流れた。
[The Days Of Wine And Roses]- Is That You?
というアルバムからだったが、しかしながら、このアルバムの
演奏はヴァージョン違いで、エレキで、ディフォルメされてた。
聴いたのは、jazzアプローチのそれだった。掲載ジャケットが違っている。

検索かけてでてきたのは、「EAST WEST」というLIVE2枚組のアルバム
だった。そのテイクが聴いたものだった。

「EAST WEST」
https://www.youtube.com/watch?v=V41IXGISRSg&list=PLXlq4LVUyCx42ama3iASQmFhVDb-_zj1x&index=1

EASTサイドに入ったそれは、jazzギターのアプローチのそれで、
フリーゼルってこういうアプローチもするんだと改めて思った。
インストでは広い表現領域を持っていて、フリーからトラディショナルまで、
障壁がない。

WESTサイドに「Shenandoah」というトラディショナルナンバーが入っている。
ここではトリオでやってるが、「GOODDOG HAPPYMAN」というアルバム
では、ライクーダーとDUOして、ライがエレキで、ビルがアコースティックを
弾いている。こういうトラディショナルはある意味独壇場。

いい犬を飼っているとそれだけで幸せになる、というのはあるかもしれない。
ビルの音楽は、風景をイメージさせてくれたりもする。1曲で2度おいしい。

「GOODDOG HAPPYMAN」
https://www.albumsdepot.com/albums/bill-frisell-good-dog-happy-man/

バイエルン放送交響楽団定期演奏会より。ヤンソンス(指揮)バレンボイム(p)

2019-08-07 07:06:24 | 音楽夜話(クラシック)
バイエルン放送交響楽団定期演奏会より。ヤンソンス(指揮)バレンボイム(p)

たまたま耳にしたバイエルン放送協会のコンサートプロのミックス放送で、
出会った1曲。

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73「皇帝」

バレンボイムは指揮もするピアニストで、自身でも指揮でピアニストと
レコーディング経験もあり、ピアノでの録音経験もある。
ある意味両方を経験した中での演奏会。たぶんこの様なことは、
人気のあるプログラムなので、実演でもあったと思う。

75歳を記念してのプログラムの中にこのベートーヴェンの「皇帝」が
入っていた。もう一つのサプライズは、バレンボイムがスタインウェイ社と
共同して作ったある意味「バレンボイム・ピアノ」というものを使っての
演奏だった。

ことの事情は聴き終わってからその背景を調べてわかってきたことだった。
ラジオ・プログラムには事細やかに書いて無い時もある。
収録日もなく、いつ頃の演奏なのだろう。たぶんヤンソンスが常任になって
からだろうからと、糸を手繰り寄せ、ほどいていく作業があり、その中で得た
情報だった。「2017年秋」・ガスタイクホール・バレンボイムピアノ。
だんだんと手がかりがつかめてくる。
集まってくる情報から、全体像をイメージしていく。

その中で、聴いてた時には、いやに高音が粒だってクリアに聞こえ、ピアノが
鳴っている感がした。また、ピアノの音の分離というか、全体的にもクリアで
マイクの立て方もちがうのか、いい放送録音なのか、デジタル収録だから
そのように聞こえるのか。

ある意味アナログの温かみみたいなものでなく、クリアで混じりけがない
ストレートな感じ。
かといって冷たいわけではない、デジタル臭ということでもない。

ちょっと違う感じのピアノ収録。これがそのバレンボイムピアノだった。
「皇帝」として聞けば、プロ集団のそれなので、破綻なく、言いたいことを
いい、伝え合う事もしているのは伝わる演奏にも思えた。

75歳の記念としては色々な意味でいいものが残ったのではないか。
この曲のアンコールにドビュッシーの「月の光」が演奏されたという。
出来ればこれもセットで聴いてみたかった。ソロはどのように会場に
響いたか。耳ダンボになってしまう(笑)。

バレンボイムのピアノについて
http://www.piano.or.jp/enc/news/2015/08/13_20082.html