宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

エラーで停止していた? 火星探査車“キュリオシティ”は再び稼働開始

2016年07月20日 | 火星の探査
2012年8月から火星で様々な観測活動を続けてきたNASAの探査車“キュリオシティ”。

この軽自動車ほどの大きさの探査車が、
実は今月の初めからセーフモードに入っていたんですねー

でも、7月12日には稼働を再開したようです。

なぜセーフモードに入ったのか?

今回“キュリオシティ”がセーフモードに入った理由は、
7月2日にエラーが検知されたからです。

“キュリオシティ”がセーフモードに入ったのは、
これで4回目… 2013年以来のセーフモード入りとなりました。

“キュリオシティ”の画像送信システムのソフトウェア上のミスマッチから、
今回のエラーは起きたものとNASAでは推測しています。

具体的には、カメラからメインコンピュータにファイルを書き込む段階で、
問題がおきたようです。

NASAは今回の問題の解決策として、
ファイルの転送に別の手段を利用することを採用。

これにより、“キュリオシティ”は再び探査活動を再開することに成功したんですねー

現在“キュリオシティ”は火星で水が存在した痕跡や、
さらには地球外生命体が存在した可能性を探っています。

もちろん、集められた多くの情報は、
これから行われるであろう火星の有人探査にも役立つようですよ。


こちらの記事もどうぞ ⇒ 過去には酸素がたくさんあった!? 火星の大気はどう変化してきたのか