太陽から最も離れた位置を公転する惑星が海王星です。
太陽からは約45億キロも離れているので、
表面温度は摂氏マイナス200度近くになり極寒の世界なんですねー
今回、ハッブル宇宙望遠鏡の観測画像から、
海王星の大気中に新たな暗斑が出現していることが確認されました。
過去に2回見られていた現象で、
今世紀に入ってからは初めてになるそうです。
大気中に現れる暗い渦
長さが4800キロほどの高気圧の渦。
これが、この暗斑の正体です。
これまで1989年に探査機“ボイジャー2号”が海王星をフライバイした時と、
ハッブル宇宙望遠鏡が1994年に観測した時に見られていて、
今回の観測は約20年ぶりのことになります。
2015年の7月、アマチュア天文家やハワイのケック天文台が、
海王星に明るい雲を観測。
この雲は凍ったメタンでできていると考えられていて、
暗い渦に付随して見られることが多いんですねー
でも暗い渦は、一般に青い波長でしかとらえられないことや、
観測にはハッブル宇宙望遠鏡の高解像度が必要なことから、
この時点では渦は見えていませんでした。
その後、2015年9月になって、
ハッブル宇宙望遠鏡が明るい雲のそばに暗斑の存在をとらえます。
そして今年の5月、ハッブル宇宙望遠鏡が再び渦を観測したことにより、
暗斑の存在が決定的になりました。
海王星の暗い渦は、何年にもわたって大きさや形、
位置(緯度)や移動速度を変え、研究者を驚かせてきました。
でも、その起源や周囲への影響、
そして最終的にどのように消失するのかなど、
未解明のことが多く残っています。
なので今回、新たに確認された暗斑の変化を観測することで、
暗斑そのものや、周囲の大気の運動や構造について、
様々な知見が得られると期待されているんですねー
こちらの記事もどうぞ
海王星に14個目の衛星を発見!
探査機“ニューホライズンズ”、海王星軌道を超えて冥王星へ
太陽からは約45億キロも離れているので、
表面温度は摂氏マイナス200度近くになり極寒の世界なんですねー
今回、ハッブル宇宙望遠鏡の観測画像から、
海王星の大気中に新たな暗斑が出現していることが確認されました。
過去に2回見られていた現象で、
今世紀に入ってからは初めてになるそうです。
大気中に現れる暗い渦
長さが4800キロほどの高気圧の渦。
これが、この暗斑の正体です。
これまで1989年に探査機“ボイジャー2号”が海王星をフライバイした時と、
ハッブル宇宙望遠鏡が1994年に観測した時に見られていて、
今回の観測は約20年ぶりのことになります。
![]() |
2016年5月16日に撮影された海王星。 右下の青い波長の画像で暗斑が明瞭に見える。 |
2015年の7月、アマチュア天文家やハワイのケック天文台が、
海王星に明るい雲を観測。
この雲は凍ったメタンでできていると考えられていて、
暗い渦に付随して見られることが多いんですねー
でも暗い渦は、一般に青い波長でしかとらえられないことや、
観測にはハッブル宇宙望遠鏡の高解像度が必要なことから、
この時点では渦は見えていませんでした。
その後、2015年9月になって、
ハッブル宇宙望遠鏡が明るい雲のそばに暗斑の存在をとらえます。
そして今年の5月、ハッブル宇宙望遠鏡が再び渦を観測したことにより、
暗斑の存在が決定的になりました。
海王星の暗い渦は、何年にもわたって大きさや形、
位置(緯度)や移動速度を変え、研究者を驚かせてきました。
でも、その起源や周囲への影響、
そして最終的にどのように消失するのかなど、
未解明のことが多く残っています。
なので今回、新たに確認された暗斑の変化を観測することで、
暗斑そのものや、周囲の大気の運動や構造について、
様々な知見が得られると期待されているんですねー
こちらの記事もどうぞ
海王星に14個目の衛星を発見!
探査機“ニューホライズンズ”、海王星軌道を超えて冥王星へ