藻blog.

水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

萬屋の更科そば

2010年05月14日 | ランチ
カメラの練習で始めたランチシリーズ。
ネタがたくさん溜まっちゃったままになってるので今回も在庫からです。
今回のお店は猿田駅近くの更科そばで人気のお店「萬屋」。

休日になると開店と同時に人が押し寄せて
閉店まで常に順番待ちの人がいる状態が続くほどの人気のお店ですね。



ただ、自分はもともと長野生まれ長野育ちなので
『蕎麦と言ったら灰色だろう!白い蕎麦なんて邪道!!』
っていう信州そばのスパルタ教育を幼少時から受けて育ってきたので
初めて萬屋の更科蕎麦を食べた時には
さすがに「うどんぽい」とかって味音痴なことは事は言わないけど
「コシやのどごしはともかく、蕎麦の香りが無くて蕎麦っぽくないなぁ」と
自分の中の蕎麦の基準と大きく異なった更科蕎麦というものに戸惑いを感じたのだが
その時注文した蕎麦に乗っていた野菜の天麩羅が最高に美味しかったのが忘れられず
2日後にはその天麩羅目当てに再び萬屋に行き同じ物を注文。
すると、野菜の天麩羅が美味いのはもちろんなのだが
更科蕎麦≠蕎麦とすでに認識した事もあって
あらためて蕎麦基準ではなく更科として味わって食べてみると
実に心地良い食べ物であることに気付かされました。

何をいまさら言っているんだって話かもしれないけど
つまり、ぬれせんべいや、一心のカツカレーや、銚子の伊達巻寿司のような話ですよ。
初めて食べた時は名前のイメージから来る自分の予測する触感や味とは違い
まったく独自の触感や味覚であることから大多数の人が精神的に凹んでしまうけど
一度学習してしまうと次からは「あー、これこれ!この味だったよ!」ってなる
つまりそういう感じってことです。

そんな感じで、更科にも慣れ、自分の中の萬屋お気に入りメニューになったのが
下の画像の『野菜おろし(そば)』です。


『野菜おろし(そば)』

どんぶりの上を完全に覆いつくすように様々な野菜の天麩羅が乗っていて
さっぱりとした更科だからこそ逆に野菜の優しい甘みまでうれしく感じられます。
ホクホクのカボチャや柔らかいけどサクッとした歯ごたえの残る玉ねぎ
そして汁を吸って柔らかくなった衣も全部美味しいです。

・・・って、肝心の更科が写ってなかったよ!
あちゃー、食べだすと一気に食べちゃうからすっかり忘れてたよ。



そんなわけで、更科ってことが写真でも見て取れるようにと
別の日に上天ざる(そば)を注文してみましたよ。


『上天ざる(そば)』

結構山盛りな感じになってるけどこの店ではこれが普通。
なので、知らずに大盛りとか頼むと結構大変かもしれないですね。
上天ざるは初めて頼んだけどこれも満足の味でした。
この日、食べ終わって家に帰るまでの運転中蕎麦を思い出すたびに
「いやぁ~美味かったなぁ」と同じ独り言を何回もリピートしちゃいましたよ。

←天麩羅うまし!

職場からちょっと遠いのと平日でも昼食時は混むから
調査で午後が外出の日で昼食の時間をずらせる日じゃないと行けないけど
そこまでしても行きたいと思っちゃうお店です。
この記事についてブログを書く
« 一心の持ち帰り弁当 | トップ | 魚屋の台所 »

ランチ」カテゴリの最新記事