葉月二日…

2008-08-02 23:37:41 | Weblog
一時、いつもの夏の気温に落ち着いていたものの、先月末日あたりからまたしても猛暑の兆し。この7日は暦の上では立秋ですが、はてさて、秋の気配はいつやってくるやら…。
所用があり桐生に出かけた帰りのこと。桐生から高崎までの両毛線を利用したのですが、ロングシートの左端に座ることができました。途中、伊勢崎辺りから睡魔に勝てずにほぼ熟睡状態。目が覚めたのは、左下方より話し声が聞こえてきたためでした。半覚醒状態で話を聞くともなく聞いていると、どうやら友達にアルバイトを斡旋している様子です。車内は吊り革もほぼ埋まっている混雑状態。普通でしたら着席している私に声は上方から聞こえるはずなのに、どうして…と思って左方に目をやると、20歳前後とおぼしき女性が、車内の床にぺったりと座り込んで携帯電話で喋っているではありませんか。混雑している電車内での通話自体マナー違反ですが、それよりも驚いたのが、何の抵抗もなくドアに背を預け床にぺったりと座り込んでいる彼女の姿。私も色々な車内で様々の姿を目撃しましたが、昔々「新玉線車内でカレーライスを食べていた若い男性」を見て以来の衝撃でした。ドアを挟んで反対側のシートに母子連れが座っていましたが、幼い女児がやはりその女性の事が気に
なる様子で、同じように床に座りたいとぐずってしまい、何だか気の毒でしたね。件の女性はアルバイトの話や髪を染めた話等さして急がれるとも思えない話題を終点まで喋り通し、下車するときに電話を切りました。あそこまで傍若無人にされるとまるで異星人を見ているようで、注意してもきっと話が通じないだろうなぁと思って気持ちが萎えてきますね。新幹線指定席車両内で聞こえよがしに仕事関係の電話を延々と続ける中年男性(たいていは自営業風です)と、どちらがタチが悪いか、考え込んでしまいました。私が小学生の頃は、遠足等の前には必ず「公共の交通機関を利用する上でのマナー」を学校で叩き込まれたものですが、もしかしたらそれは少数派の経験だったのかもしれません。日本では、残念ながら【公共の場】は【無法地帯】となりつつあるようです。

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