感傷的なつもりはありませんが…

2009-09-11 08:48:30 | Weblog
4時半過ぎに目が覚め、再度眠る気分でもなかったので、睡魔を退けてくれそうな本を選んだつもりでした。本当に、軽い気持ちだったのですが…。
「…だがね、俺には、ご立派で荘厳な神様なんか、いらない。-《わたしよりも、異教徒一人の命の方が、よほど大切なのだ》と説く神がいたら、-そういうことを、勇気を持って語れる神が現れたら、その時こそ、俺は神の前に跪くね」ー『玻璃の矢』(文春文庫)p.201より。
「-神っていうのは、限りなく無力で哀れなんだろうな。だからこそ、その悲しみを知る目で、人を見つめる。-そういう目で見つめられるから、人は救いを感じられるんじゃないかな」同書p.202より
どちらも、教会のステンドグラス~十字軍の話題を経ての乾原の述懐です。

朝から重たくなってしまったような…そんな日もありますね。