苗苗老師的心言苗語

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☆ 附庸風雅(fu4yong1feng1ya3)

2006-08-21 23:05:02 | ☆ 心言苗語 ☆ (Diary)

  東京芸術大学主催のルーヴル美術館展のチケットを手に入ったが、なかなか時間がなくて、気が付いたらもう最終日を迎えた。

  午後に仕事が入ったので、ゆっくりできないと思うが、やっぱり見たくて午前中に上野に行った。駅でルーヴル美術館展入場券を買う長い列が目に入ったが、まさか自分が入場できないとは思わなかった。

  会場に着いたら、入場70分待ちの看板を見て落胆した。70分後入場できても、10分も見ないうちに退場しなければいけないーー仕事が待っているから。

  でも、のほほんの性分なので、仕事が終わったら急いで駆けつければ、午後4時半の最終入館時間に間に合うのではないかと、またのん気になってしまった。

  まず一度帰ることを決めたが、帰り道で、東京都美術館のペルシャ文明展ーー煌く7000年の至宝の看板が目に入った。ルーヴルよりペルシャに行きそうもないし、せっかく来たのでこちらも見ないと損な気分になってしまった。よし、決めた。さっさとチケットを買って入館した。  

  7000年前から、すでにこんな素晴らしい文明が存在していたのに驚いた。美術や彫刻などの知識はまったくないが、素直に美に惹かれる気持ちがよくて、見るのはとても楽しい。

  人の目からみると、何もわかっていないのに、ただの“附庸風雅” fu4yong1feng1ya3 (昔、無学の地主・商人などが自分をいかにも教養のあるように見せかけるために、わざと有名な知識人と交際したり、できもしない詩文・書画・音楽などに手を出したりすることを皮肉する言葉。)にすぎないと思うかもしれない。

  自分にとっては、できないからこそ、少しでも、詩・絵・音楽のたしなみのあることを親しめたら、もう十分に幸せだと思う。それは、“附庸風雅”fu4yong1feng1ya3であってもいい。

  ちなみに、午後仕事終わったら、急いで上野に行ったが、4時半になっても、まだ鶯谷駅の電車にいたので、結局その日2度目の“附庸風雅”fu4yong1feng1ya3ができなくて残念だった。


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