苗苗老師的心言苗語

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☆ 安居楽業Ⅱ

2013-12-15 23:39:17 | ☆ 心言苗語 ☆ (Diary)

  

  点滴用のベッドに着き、娘にベッドに寝させ、注意事項を説明してから看護婦さんが出ました。2時間ぐらいの点滴ですが、ほかの看護婦さんと医師さんが3回様子を見に来てくれました。点滴が終わったごろ、娘もだいぶ元気になりました。看護婦さんが娘と雑談しながら丁寧に点滴を外してもらいました。その時、気づいたのは気を紛らすため娘と雑談したのではないでしょうか。

  医師さんが元気になった娘を見て、帰宅OKとの指示を出してくれたのでそのまま帰宅しました。食事はまだ許可されていないため、就寝するまで、「食べたい食べたい」との騒ぎは大変でしたので、一晩寝たら治るよ、治ったら食べられるよと娘に言い聞かせた言葉はむしろ私の願いでした。

  しかし、早朝の5時から腹痛を伴う嘔吐がまた一時間おきにおきるようになりました。しかも、腹痛がどんどん激しくなったようで、朝9時に再び病院に行くことにしました。

  風邪が流行っている時期だったのか、広々とした小児科の待合室は満席に近い状態でした。受付で説明したら、昨日救急センターで診てもらった女医さんもいることで、指名させてもらいました。診断した結果は脱水状況は昨日より悪化したため、すぐに点滴することに。しかし、患者が多いため、点滴用のベッドはもういっぱいでした。廊下の待合用の長い椅子で点滴することになりました。リニュアルオープンした病院なので、廊下でも清潔で明るいし、子供だから、長い椅子も窮屈ではないためとっくに気にしなかったが、看護婦さんが何人が謝りに来てくれました。  

  点滴が続くうち、医師さんから入院したほうがいいとの話が出たので、入院病棟へ移動。移動と言っても、エレベーターに乗って上の階に行くため、看護婦さんが車いすを持ってくる提案をしてくれたが、夫が娘を抱っこして移動することにしました。エレベーターはすぐに来なかったので、看護婦さんが再び車いすを持ってくると言ってくれました。

  病室についたら、担当の看護婦さんや医師さんが続々と丁寧にあいさつや説明をしに来ました。そのうち、責任者らしい看護婦さんがまた廊下で点滴させたことをお詫びに来ました。

  病院に通う経験があまりない私はこの一連の対応で心があたたまりました。娘が病気の最中にもかかわらず、これらの医師さんと看護婦さんがいてくれれば何とかなると思えるようになりました。

  東京に来てもうすぐ二十年になりますが、これからもこの異国の地でずっと生活していきたいといつも思います。毎日は特筆するほどでもない平凡な生活ですが、一外国人の私でも安心して暮らせ、落ち着いて楽しく仕事ができるここは、安居楽業の日々を送るベストのところであります。