ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

もうモニュメント?

2011-06-05 07:53:53 | 変なの?
 船が建物の上に乗っかている姿・光景を残したい!
 TVでも映し出されるアレである。

 何処から出た話か、津波の犠牲になった遺族などからは「イヤ、見る度に思い出す・・」
 大震災がやや落ち着いたとはいえ、余裕が出てきたとはいえ、記念碑、モニュメントにまで及んできている。

 建設費、維持費などは誰が負担をするのか、そんなお金があるのかという問題もある。

 広島の「原爆ドーム」が思い浮かぶ・・・そんなことを連想したのであろうか、何らかの「モニュメント」は必要で、建設、保存はなされるであろうが、早急に考えることでもないと思う。

 FUKUSHIMA原発は収束になって、廃炉~モニュメントを辿るのか、そうなることでしか希望が繋がらない現況である。

 東京・江東区深川不深川公園の中に、過去の台風・大水時の最高潮位を示す碑がある。

 一番上部にあるのは、1917年(大正6年10月1日)の台風で起きた浸水による水位を示しており、AP+4.21mとある。頭上遥か上で全区が水没したという。昭和24年のキテイ台風時等の潮位も表示されている。

 随分前の台湾旅行での屋根が地面にペッチャンコのお寺の写真があった。台湾大地震で倒壊したお寺を改修せずにそのままの状態で保存しているのをみた。今でもあるのだろうか、これもモニュメントである。

 それぞれの市区町村が残したい物を競って・・・挙句の果ては「観光誘致」「名所」になってしまう恐れもある。「モニュメント巡りツア~」これも町興し?村おこし?

 各県で「防災館」のような施設、自治体では、深川のような津波の高さを表示する簡素なもので良いのではないかと思う。

 要するに、過去のことを今後の教訓にする。想定外は別として考えていかなければならない。
・・・人間は自然の力には到底及ばない・・・・


最新の画像もっと見る