御用済みでんがな～

　御用！御用！・・・時代劇で御馴染の「御用提灯」を思い出した。
　随分の昔「御用組合」なんて聞いたことがあったが、今でもあるのだろうか。

「第三者委員会」を設けて事実関係を検証し、真相解明に当たる・・・第三者に第一、第二が含まれていないと誰が証明するのか、相撲の行司が片方にヒイキの判定をするようなものである。

　プロ野球での昔話、他球団の監督から「巨人戦には１０人目の敵がいる」の発言があり、暗に審判の判定が問題になったことがある。

　原発問題の最中の「九電のやらせメール」に続いて原子力安全・保安院の「やらせ」が浮上した。全部が意図することの反対になってしまうことも知らずに・・・。

　心に一片の躊躇が無かったのかとも思うが、後のことは考えず、組織的な渦中で自分が悪に加担している意識は余りなかったことにある。

　もう、フォーラムとかシンポジウムなどで賛成・反対、推進・規制など意見を聴取する方法は辞めた方が良い。税金の無駄遣いで無意味なことなのである。

「御用」の意味も多くあるが、捕吏などが犯罪人を捕縛するときに「御用だ！神妙にしろ！」をそのまま、第一者に言いたい。

　最初は「そう言う事実は有りません」から「仮に、そう言う事実があったとしたら・・・」最後には全面降伏「申し訳ありませんでした」と頭を下げても、原発の放射能の数値は下がらない。上がる一方である。