思わず後ろに回って見た

　思わず後部に回ってみた。有った！あった、前部と同じ二枚のマークが・・

　貴方は付けても、私は絶対に嫌だからね！これは高齢者夫婦の会話である。何のことだい・・・シルバーマーク、道路交通法上の高齢運転者標識のことである。７０歳位以上はこれを表示して運転する義務が生じてきた頃の諍いである。勿論、夫婦で一台を共用している一般的庶民階級家庭のことである。

　夫は決まりでもあり、自車の安全のためにと・・・妻は、高齢者に見られたくないのだろう、まだまだ虚栄を張りたいお年頃でもある。

　こんな写真の車を見かけたので興味を持った。つい、後部に回ってみたのである。

　これで町を走っているのだろう。大体、この標識自体をを付けて走行しているのも見掛けないのに・・・・珍百景にも該当しそうである。

　そう言えば、若葉マーク、初心運転者マークを付けている車も見掛けたことも無い。高齢者や新免許取得者もいるはずなのに・・・・道路からは姿を消したの表現も強調ではない。

　お年寄りに見られたくない、新米運転手に見られたくないが先行し、他車からの「幅寄せ」「割り込み」をされない保護の規定も、それ程、必要でもない現状がそうさせているのかも知れない。

　他車から「近寄ると危ない」との認識を持たせることに意義があるとも思えるのだが・・・

　まぁ「マークしてね、されてるの」の感覚が宜しいようで・・・