ワクチン騒動

　某県の診療所の所長が、医療従事者への新型インフルエンザワクチンを、国との接種業務委託契約に違反して、孫に“優先接種”していたという報道があった。こういう違反は契約を解除されて、ワクチンがこなくなり、接種ができなくなるのである。
　孫は初回の接種後、有名私立小学校を受験していた。所長は「医師のモラルに反する行為だった。たくさんの子どもたちがワクチンを待っているのに、申し訳ない」と・・・・・・それぞれ役得とか融通が付く場合が多いが、もう倫理感しかないと思う。

　孫には接種してしまっているので元には返せない。後は知らんベ～である。一族郎党にまで・・・自分の分を接種しておけば他に影響はなかったのに・・・親から数億円貰っても誰に迷惑をかけた訳ではない例もある。

　花岡青洲の妻、姑と実験台を争ったとか、種痘のジェンナーが脳裏をかすめる。我が子に種痘の実験台にしたとか、最近の映画「２０１２」地球壊滅の予言により、世界の富豪しか買えない高額のチケットで「ノアの方舟」よろしく巨大な船に乗り込んで避難する。

　大洪水の時より大規模な話である。あのときはお金が動いたのか・・
　あの清教徒(Puritans)はメーフラ号で新天地を求めた時はどうしたのだろうか、余計な心配をする。

　ワクチンで麻痺することがあったのだ。昔の映画「空気の無くなる日」を思い出してしまう。