春日部市に本格的な春の訪れを告げる春日部藤まつりが24日、春日部駅西口の「ふじ通り」で開催され、多くの市民らが参加して、藤の花を愛でるとともに、「元気と支援を被災地に届けよう」と「かすかべ親善大使」でWBA世界スーパーフェザー級王者の内山 高志氏らが先頭に立って募金活動などを行った。
春日部藤まつりは、春日部市の春の恒例行事ともなっており今回で30回目。ただ、今回は東日本大震災を考慮して開催するかどうか難しい判断を迫られるなか、検討が進められた。
このまつりを主催する春日部コミュニティ推進協議会では「元気を出せるところが、元気をなくし、経済を落ち込ませたのでは、支援の手を差し伸べることもできなくなる。一日も早い復興を祈念しつつ開催させてもらうこととした」とし、開会前に、犠牲となられた方に1分間の黙祷をささげた。また、「今日は内山さんにも駆けつけていただいたが、今こそコミュニティの力を発揮して、被災地に元気と支援を届けよう」と呼びかけた。
挨拶に立った石川・春日部市長も「この日を待っていたかのように藤が花を咲かせ始め、まさに微笑みかけているようである。(こうしたまつりを迎えられる日常は)この上ない幸せであることをかみしめると共に、被災された方に春日部市から元気と支援の輪を届けていこう」と語った。
藤まつりは、市民の躍動と力強さがあふれるパレードからスタート。
24日の春日部市は前日の雨が一掃され、イベント開催中は快晴。気温も前日を4度ほど上回る5月上旬の暖かさ。
ブラスバンドや
チアリーディング
おとりなど
多彩なパフォーマンスが繰り広げられ、訪れた人は春本番の一日を楽しんだ。
また、被災地を支援する義援金には多くの人が善意を届ける姿が見られた。
なお、第30回春日部藤まつりのフォトアルバムはこちらにアップしましたので、関心のある方はここをクリックしてください。