『福運集団の社長奮闘記』

私が感動した事・驚いた事・日々感じた事をたくさん綴っていきます!

古民家ときめき再生

2009-06-27 20:39:56 | Weblog
本日、明日と完成見学会!



(外回りも出来上がり、蘇った西佐古の古民家です。市内の仁井田や佐川町、土佐市などの遠くからも来て頂きました。本当にありがとうございました。)



 こんにちわ。今日は西佐古の古民家の完成見学会です。昨日より高知市内の方々からの問い合わせなどが、数件あり、やはり古民家への関心は根強いものがあります。


(外壁は、焼きすぎ板張りです。外回りの壁は大部分が土壁塗りです。日当たりも満点です。三方が、道路に面していますので、大変に便利です。)





 しかし今日は、佐川町の古民家を再生したいというお客様との打合せがあり、私は、朝から佐川町のほうに行ってまいりました。


(古民家再生というと、皆さん良く勘違いをされるのが、昔のまんまの様なお家の復元を思われるのですが、私たちが行なっている再生工事は、古いものと新しい技術と材料の組み合わせで出来上がるのです。お風呂もこのように、ユニットバスを使い、腐ったりシロアリの巣となるのを防ぎますし、なんといってもすっごく快適になり、冬暖かくなるのです。もちろん夏は、最高に涼しいのですよ~。)





 この方も、重要なポストの第一線でお仕事をされている方で、唯一のストレスの解消の為に、田舎の古民家を再生してより快適にしていきたいとの強い要望でした。ご夫妻とも、特に奥様が古民家の不思議なパワーに魅了され、古民家から、沢山元気を貰っているようです。


(これから再生しようとしている古民家のすすけた古材の梁です。この梁だけでも凄い価値を私は感じています。100年以上という年月と、煙でいぶして数十年を経ないと、このような梁にはなりません。又強度も2割以上も強く堅くなり、今現在も強度は増し続けているのです。本当に凄い木のパワーです。)





 さて、その西佐古の完成再生古民家ですが、丁度又、別の佐川町の方が、わざわざ、野市まで見に来ていただいたりで、本当に頭の下がる想いです。これもまた、人を引き寄せる古民家の不思議なパワーです。


(外部のブロック塀も少し低くして、棟がわらのがんぶりをつけて、土佐漆喰を塗りました。そうするだけでも外見の表情は、ガラッと変るのです。後は住まう方の感性で、思う存分変化をしていきます。)




(玄関入り口の水槽です。水草をいれ金魚やめだかを飼うのもいいでしょう。蓋に竹や木の蓋をつけると又雰囲気も変ります。ちょっとした事で、涼しさやあったかさをかもし出す事が出来ます。古民家は、そのようなことが似合い、考えさしてくれるパワーを持っているのです。)





(玄関を入った内部です。土間は、古い軒瓦を土間に埋め込みました。壁天井は土佐和紙です。古木の柱梁が強烈な存在感を出しています。)




(リビングの空間も古木の柱梁を生かしたつくりになっています。ダイニングの上にはロフトがあり、屋根裏の空間を無駄なく活用しています。)





(お風呂は今はやりの、ユニットバスです。風水学の見地から、浴槽、洗面は色を黄色にしました。)





(西側に、屋根付の広いサンデッキをつけています。こうすることで、庭も部屋の一部とし、又外部の空間も室内に取り込む事が出来るのです。)




 そして、古民家を求める方は、ほとんどの方が楽観主義の前向きな方が、多いのです。木は、気を集めるということを、高知大学の田村教授から、教えていただきましたが、こうした事実からも伺えます。本当に古民家の古木の意外なパワーに、何時も驚かされ、感動させられっぱなしです。
コメント
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